縦折り有力?アップルが「折りたたみiPhone」2026年展開の可能性、海外報道が話題 供給元の推測にも関心集まる


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2019年にサムスンが初となる折りたたみスマートフォン「Z Fold」を発売して早5年が経とうとするなか、いよいよスマホ界の一大巨頭・アップルに対する展開の機運が複数報道をキッカケに、ファンの間で高まっている。

The Informationなど複数の海外媒体の報告によれば、長年展開に期待されていたアップル社による初の折りたたみデバイスはサムスンの「Galaxy Z Flip」を筆頭とした、いわゆる“縦折り式”である可能性が高いとして、2026年を発売時期の例を挙げた。

現在韓国、中国のデバイスメーカーが展開する折りたたみスマホには、タブレットのような大画面が出現する「横折り式」と、コンパクトでファッション性に長けた「縦折り式」の2種類が主に展開されている。現行の価格帯は前者が20万円〜30万円と高価な一方、後者はおおよそ〜15万円、廉価なものは10万円を割るなど、性能面以外でも成長も見せている。

話題となった報道では後者のものになる可能性があるといい、これは、過去にもなされていた「クラムシェルデザイン(≒縦折り)のスマホ開発を行っている」とする報道を後押しする形となっていた。

また、前出報告ではサプライヤーの候補として、サムスンのディスプレイ子会社のSamsung Displayを挙げていた。サムスンはすでに縦折りスマホ「Z Flip」を高頻度に展開しており、やや競合になりかねないが、同社はフレキシブルディスプレイの製造ノウハウや技術開発を積んでいることを加味すると、大いにあり得る。

この報告は米・CNETをはじめテクノロジー大手や韓国媒体も取り上げるなど、興味関心が高まっているが、あくまで方向性の一つを予見したものであり、展開時期などの詳細や、展開自体については正式発表されておらず、慎重に情報を待ちたい。

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ただ、折りたたみスマホをめぐっては以前から非利用者を中心に「本当に必要なのだろうか」との声や、利用者からも「アップルは他社と比べると遅れを取っている」などの意見もある。グローバル調査会社・TrendForceでは、2023年の折りたたみスマートフォンの出荷台数は1590万台との発表もなされており「満を持してか、出遅れか」今後の展開に期待される。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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