Aiming、グッスマとの新作ゲーム共同事業を断念 経営状況鑑み「継続が困難」判断『STREAM HERO!』は開発継続を検討
モバイルゲームの開発運営を手掛けるAiming(エイミング)は18日、ホビーやエンタメ大手「グッドスマイルカンパニー」との共同による、新作ゲーム開発事業を解消したことを報告した。
両者は2023年5月にスマートフォン向けに新作ゲームタイトル『STREAM HERO!(ストリームヒーロー!)』のプロジェクト始動を発表し、共同での開発を行っていた。しかし、Aiming側の経営状況や開発進捗から「本共同事業を継続することが困難であるという判断」に至ったとして、グッドスマイルカンパニーにその旨を申し入れたところ、協議に応じたという。
新作ゲーム「STREAM HERO!」は、ヒーローとともに街を守るミッションに挑む「繋がり」をテーマに据えた作品。元バンダイナムコエンターテインメント所属(現グッスマ所属)で『アイドルマスター』シリーズの総合ディレクターなども歴任した石原章弘氏が企画発起人として、Aiming Team CARAVANが開発を担当する予定だった。
今回の共同事業解消に際し、グッドスマイルカンパニー側は「本ゲームの開発を継続する可能性を検討している」とのことで、企画は存続するものとみられる。
Aimingは現在『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン(カゲマス)』を筆頭に、アニメIPを活用したゲーム化展開を行っており、2022年に165カ国同時リリースを行い注目を集めた同作は、本年2月に「誰も想像しなかったほどの大きな成功」とも評していた。
一方、直近の2024年12月期第1四半期(1月~3月)の決算では最終損失が3億4600万円となり、2億1800万円の最終利益を記録していた前回1Q比で赤字に転落。『ドラゴンクエストタクト』『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか バトル・クロニクル』が「予想値より下回った」ことを伝えてた。業績回復を念頭に置いた方針として、開発パイプラインや人員効率の見直しを図っており、今回の共同事業解消はこれらの一環とされている。
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