Androidでゲームアプリの“60FPS制限”無効化が可能に?開発者向けに試験提供、より滑らかな映像表現に期待
グーグルは22日、同社が開発するスマートフォンOSの最新バージョン「Android 15」について、開発者向けプレビュー(DP2, Developer Preview)の提供を開始し、ゲームアプリに関連する最新の試験機能が搭載されていることがわかった。
DP2では開発者向けオプションに「disable default frame rate for games」というスイッチが新たに用意されており、これをONにすることでゲームのフレームレート制限を一部無効にすることが可能になるという。
現行のAndroid搭載スマートフォンの多くがより滑らかな映像体験が可能になる“リフレッシュレート120Hz”に対応しているものの、最新のAndroid 14では、多くのゲームでフレームレートが60FPSに制限されている。これはAndroid側の仕様であるとされており、本機能が安定版へ実装されることになればさらに優れたゲームプレイ体験への期待が高まる。
Android 15 DP2 adds a new "disable default frame rate for games" setting in Developer Options. This setting "disable[s] limiting the maximum frame rate for games at 60 Hz." pic.twitter.com/AQIz2o2UIu
— Mishaal Rahman (@MishaalRahman) March 21, 2024
なお、本機能は開発者に向けて試験的に提供されているものであるため、一般的な方法ではアクセスできず、DP2をインストールした端末を用いてかつ、開発者向けオプションの解除(ビルド番号→7連続タップ)を行うことで利用可能になる。