OPPOが破格で折りたたみスマホ「OPPO Find N」を投入(中華スマホ最新動向)


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12月15日に世界的スマートフォンブランド「OPPO」が10万円前半台の折りたたみスマートフォンOPPO Find Nの中国市場投入が、「INNO DAY 2021」2日目にて発表されました。

 

中国市場のみで12月23日より発売開始
日本市場での投入などの情報は現在ございません。

テーマは”新しさから必要性へ”

スマートデバイスブランドOPPOは毎年開催している「OPPO INNO DAY」の2日目に、同社初のフォルダブルフラッグシップスマートフォン(通称折りたたみスマホ)「OPPO Find N」を発表しました。
Find NのキャッチフレーズはFrom Novelty to Necessity(新しさから必要性へ)
これまでガジェットマニアの嗜好品でしかなかった折りたたみスマホの民主化・一般の浸透を狙っている端末であると考えられます。

4年の研究・幾度の試作の成果

「OPPO Find N」は、発売までに4年間の研究開発期間と6世代にわたる試作を経ているとのこと。これまでフォルダブルスマートフォンに馴染みがある方や、初めて使用する方にも、全く新しい使用体験を提供できるのではないかと多大な期待ができます。

簡潔に写真で紹介

7.1インチの内側のディスプレイと5.49インチの外側のランドスケープ比率を採用。ユーザーにとってより使いやすいスマホ体験ができるらしい。

ヒンジは、136個の部品を0.01mm単位の極めて高い精度の構造で、スクリーンの折り目を最小限に抑え、人体の関節のようにスムーズに動作しているとのこと。

ディスプレイのリフレッシュレートは1~120Hzの可変式。また、通常のスマートフォンのガラスが0.6mmであるのに対し、0.03mmの「Flexion UTG(超薄型ガラス)」の層を追加することで、強力な耐久性を備えながらも容易に曲げることが可能な模様。

カラーはBlack・White・Purpleの3色展開を予定。人間工学デザインに基づいたフォルダブルスマートフォンでは初めて、両外側のエッジに3Dカーブデザインを採用。手触りの良さと洗練された外観を両立させているとのこと。

カメラ機能=端末自身が三脚にもなり安定性◯

「OPPO Find N」は、フラッグシップレベルのトリプルカメラを搭載。

  • 広角:5,000万画素のソニーIMX766センサーを搭載
  • 超広角:1,600万画素
  • 望遠:1,300万画素
  • インカメラ:内側と外側の両方のディスプレイに搭載

また、端末自体が折れ曲がるため三脚要らずに安定した写真撮影環境が自然と構築できる。

SoCはSD 888を搭載ー処理性能も漏れなく最強

処理プロセッサは現状最高クラスのSnapdragon 888を搭載。折りたたむだけでなく、性能も一流。888クラスの性能を持つスマートフォンは10万を超える価格であるのは珍しくなく、フォルダブルというアドバンテージを考えると破格であることが分かります。

同性能のFind X3 Pと価格差ほぼ無しで買い

同じく本年発売されたFind X3 Proは12万円程度で発売されており、カメラに差はあるものの、折りたたみと非・折りたたみの価格差は2万円を割っている。

これまでもGalaxy Z Flip/Fold 3など折りたたみスマートフォンは数多く発売されているが20万を超える機種も多く、試してみたい人が試せないといった状況でしたが、OPPO Find Nは折りたたみスマホの民主化を加速させるモデルになるのではないかと非常に期待のできる製品です。

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。