楽天が「推し活」に関する実態を調査 推し活を通じ「同僚との共通点が見つかった」「世代を超えて仲良く」人間関係にも影響


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楽天インサイトは11月22日、「推し活」に関する調査を実施し、その結果を発表した。調査は本年10月に、楽天インサイトの登録モニター(約220万人)の中から、「推し活」をしている全国の20~69歳の男女1,000人を対象にインターネットで行われた。

調査によると、回答者全体で「推し活をしている」人の割合は32.7%で、推し活の対象となっているジャンルを聞いたところ「国内のアイドル」が32.4%で最も多く、次いで「ミュージシャン・バンド」(24.9%)、「漫画・アニメのキャラクター」(18.1%)だった。

推し活に使っている年間の金額に関しては「5,000円未満」(22.3%)が全体で最も多く、コロナ禍における調査(2020年~2022年)との変化はなかったものの、およそ0.5%の増加が見られた。2位以降も「5,000~10,000円未満」「10,000~20,000円未満」と2万円以下の利用が半数以上を占め、コロナ禍以降と比較しても増加傾向にある一方、6万円以上のヘビーユーザーが僅かながら押し上げており、イベント等の機会回復が影響した可能性も示唆される。

また、推し活における主なお金の使い道としてグッズ購入があるが、グッズ購入者にそれぞれのグッズを所持する数を聞いたところ、次点の「缶バッジ」8枚を大きく上回り「トレーディングカード・フォトカード」が平均25.2枚と最多に。傾向としてはやはり点数単価が安価なもの、トレーディング仕様を採用するものが多い傾向にあるほか、男女別でみると、「Tシャツ」以外のすべてのグッズにおいて女性の方が男性より所持数が多かったといい、男女差も明らかに。

続く調査項目には推し活とコミュニケーションに関する設問が並んでおり、推し活を他者に公言しているかについては74.2%が「オープンにしている」と回答したものの、「VTuber」「ゲーム」では「オープンにしていない(隠している)」が35%となるなどジャンルによっても差異があることがわかった。

自由回答形式で推し活にまつわるエピソードに聞くと、「イベントで隣に座った10代の子にペンライトを貸してもらい、年齢差を超えてとても仲良くなったのが嬉しかった(女性50代)」「挨拶をする程度だった会社の同僚が同じグループを推していると判明。一気に仲が深まり今では旅行したりお互いの家を行き来したりしている(女性20代)」「SNS上で国を越えてファン同士が団結して推しを応援している(女性40代)」などと人間関係に与える影響も大きいものであることが伺えた。

【調査情報】
調査エリア:全国
調査対象者:20歳~69歳 男女 推し活をしている人
回収サンプルサイズ:1,000サンプルサイズ
調査期間:2023年10月5日(木)
調査実施機関:楽天インサイト株式会社

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オタク総研編集部

著者 オタク総研編集部
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