香港発の新作スマホゲーム「ドット勇者」日本国内で好スタート…僅差で「モンハン」など退け“収益成長”首位を獲得
2023年9月に日本でリリースされたモバイルゲーム『ドット勇者 三時のおやつと昼寝付きの冒険』が、同年10月20日までの期間で日本におけるモバイルゲーム収益成長量1位を記録した。調査会社がとりまとめたレポートにて明らかになった。
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同作は、香港のEFUN COMPANYが開発・運営するドット絵RPG。リリース当初は韓国や中国で先行リリースされていたが、日本ではリリース後1ヶ月間、App Storeの収益ランキングでトップ20位圏内を維持し、そのうち22日間はトップ10位圏内に入るなど、好調なスタートを記録した。また、同作のApp Storeの評価は、日本を含むアジアの主要市場において星5評価が70%以上を占め、プレイヤーからの高い評価を得ているという。
本調査を実施したSensor Towerによると、正式リリースから10月20日までにおける日本のモバイルゲーム収益成長量において首位を獲得したとも報告している。続いて僅差で2位が『Monster Hunter Now』(Niantic)、3位が『FINAL FANTASY VII EVER CRISIS』(SQUARE ENIX)となっており、いずれも著名IPの新作タイトルであることから“健闘”した。また、ダウンロード数ベースの成長量では第4位となっていることから、他タイトル比でRPD(インストールユーザー当たりの課金単価)が高いことも伺える。
同作の成功の要因としては「レトロゲーム風のドット絵グラフィック」「放置プレイでキャラクターを育成できる手軽さ」「多彩なミニゲームの存在」といったプレイしやすいゲーム性が大きく寄与したと推察。加えて限定パックや30日間にわたって毎日報酬がもらえるパスなどの「豊富なアプリ内課金」によりユーザーの課金意欲を高め、収益性の確保も行ったとしている。
また、直近のモバイルゲーム作品として、本作はIPコンテンツに依存しない“非IPタイトル”であることが特徴だとしており、これらの成功事例として今後の展開への期待も示していた。