Xが360円の“格安プラン”提供で「スパム投稿」増加の懸念 広告消すプランもネトフリと同額の強気
X(旧:Twitter)は28日、Xの新たな月額制サブスクリプションサービスとして「Premium+」と「Basic」の2プランの提供を開始した。日本でも同日よりWebサイトからの登録が可能になっている。
「Premium+」プランは、月額1900円(16ドル)で提供され、タイムライン画面での広告が非表示になるのが最大の特徴。加えてリプライでの表示優先がより強化されるが、その2点以外は従来の月額980円の「Premium」プランと同内容となっている。一方の「Basic」プランは、月額360円(3ドル)で提供され、投稿の再編集機能や長文テキストと動画が利用可能になる。リプライでの表示優先も“少し”だけ行われるとしているが、Premiumプランで魅力とされてきた青い認証チェックマークの付与は行われない。
特にPremium+プランで利用可能な広告非表示は長らくXユーザーの間で望まれていたものの、月額1,980円はNetflixの最上位プランと同額でもあることから強気な値段設定との声が目立つ。加えて、安価なBasicプランの登場により、現状でも問題視されているリプライ欄でのスパム投稿やトレンド汚染がさらに加速するのではないかと懸念するユーザーも多いようだ。
29日現在、Xのウェブサイト上で新規契約が可能なほか、iOS版ではアプリ内課金経由で契約できる。ただし、後者はAppleの手数料を考慮して30%高くなっており、割高となるのでご注意を。