【動画あり】本日発表「HUAWEI MatePad 11」を徹底レポート。M-Pencilは大幅改善されていました!


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本日7月13日の10時からHUAWEI公式にて数多くの新製品が発表されました。

そこで当記事では中でも特に注目した、同社タブレットブランドのフラグシップモデル「MatePad 11」についてご紹介させていただきます。早速、本日関係者向けに実機が公開されておりましたので色々触って確かめてきました。特に新型ペンやプロセッサ、気になる疑問を解説していきます!

これまで以上に連携がシームレス

では早速公式プレスリリースと実際の写真とともに細部まで見ていきましょう。

本日発表のMatePad 11はHUAWEI社開発のHarmony OSが搭載されており、同社が推進しているマルチデバイスコラボレーションが更に使いやすくなっていました。

利便性最高の”3つ”のモード

特にパソコンとの連携がすごくて、利用用途に応じて3つのモードに分けて使うことが可能です。

①   ミラーリングモード

タブレットとPC間のミラーリングモードにおいては、便利な活用方法の1つとして、専用スタイラスペンを掛け合わせた作業が挙げられます。イラストレーションのような創作活動を行う際、ミラーリングモードを使用することでPCの画面をタブレットに簡単に投影することができます。そこで専門的なイラストアプリと別売の『HUAWEI M-Pencil (第2世代)』を利用して、よりクリエイティブな創作活動が実現できます。

いわゆるWindowsPCと連携して液晶タブレット化ができる機能なんです!実際に試してみました。

ミラーリングモードに設定後、Photoshopやペイント3DなどのソフトをPCで起動します。するとMatePadにも映像が映し出され、そのまま液晶タブレットとして使えちゃいました。

②   画面拡張モード

画面拡張モードを利用することで『HUAWEI MatePad 11』をPCのサブディスプレイとして簡単に活用することができます。出先などの限られたスペースで作業効率をアップさせたい時にぴったりです。

これも想像はつくと思いますがパソコンのセカンドディスプレイとして使えるというものです。

③   シェアリングモード

シェアリングモードを使えば、PCとタブレット間においてよりシームレスなデータ連携を実現できます。具体的には、PCシリーズ「HUAWEI MateBook」と『HUAWEI MatePad 11』それぞれのデバイスでコンテンツを表示させながら、キーボードやマウスを利用してドラッグ&ドロップでコンテンツを移動させることが可能です。

画面までは共有しないけどマウスは共有するよ!という機能で、PCとMatePadの相互でドラッグ・アンド・ドロップするだけでファイルが転送できるというマルチスクリーンコラボレーション的な使い方が可能です。これが超便利!

たとえばタブレットで撮った写真をD&DでOfficeアプリに直接貼り付けたり、逆にパソコンに保存されている写真をMatePadにD&Dするだけで写真アプリに保存といったシームレスな端末連携が実現されています。

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遅延ほぼなし!改善されたM-Pencilを体験

MatePadと同じく、今日第2世代M-Pencilが発表されました。

サンドブラスト加工を施した透明なペン先は、どの位置からでも、ペン先のタッチポイントをはっきり確認することができます。また、ペン先のコア部分は、光沢のあるニッケル・パラジウムメッキを施し、耐久性を大幅に向上させました。
性能面においても、筆圧感度段階4096※と精細なタッチが可能で、リフレッシュレート120Hzの『HUAWEI MatePad 11』と組み合わせれば、より滑らかなイラストレーションをお楽しみいただけます。別売となる『HUAWEI M-Pencil (第2世代)』はタブレットと同じく7月23日(金)より、市場想定価格12,980円(税込)にて発売します。
※4096段階の筆圧感知は最大時です。筆圧感知の程度は書き込み方法や使用するアプリよって異なります。

M-Pencil自体は昨年第1世代目が発売されており、基本的な機能は変わらないようですが私が触ってみた感じ相当遅延は改善されている印象でした。

重さは非常に軽く、バッテリーが搭載されているということを忘れてしまうくらい軽かったです。ペンにはHUAWEIの刻印が書かれております。

とは言え、私は別にイラストレーターでも無いのですがイラストレーターさんがその場で絵を描いていたのですが写真を取るのを忘れておりました…申し訳ございません。猫や花の絵を書いていらっしゃってとてもきれいでした。

そこで今回は遅延を検証するため動画を撮らせて頂いたためご紹介します。本体にプリインストールされているメモ帳アプリで実際に書いてみました。

動画の通り、基本的な操作に関してはほぼ遅延がないor体感できないくらいに収まっておりました。

サードパーティ製アプリでも快適

よく、Twitterやネット上で「M-Pencil(第1世代)がアイビス・メディバンで遅延がひどい」という声を聞いていたので実際に「アイビスペイントX」で検証してみましたので動画としてご覧頂きます。

見てみた感じ顕著なひどい遅延はなく一般的な利用であるならば全く問題なく使えるレベルになっているのではないかと思いました。

メモ帳アプリで本領発揮

MatePadはロック中でもタッチペンを画面に押し当てるだけでメモ帳が起動します。なので何かとっさに書かないことがある!となってもすぐに対応できるんです。

また、ペンを2回タップすると消しゴムとペンを切り替えられるという非常に便利な(某りんごさんにもある)機能が搭載されていました。詳しくは下の動画を見てみてください。

どこでも良いです。物理ボタンは一切無いです。片手で書きながらタップするだけ。私iP●dもってないので非常に便利だと感心しました。

そして充電についてですが、充電はタブレット本体にカチッとマグネットに張り付いて行われる非接触型でした。充電されているかどうかなどの情報はくっついた際に丈夫にポップアップ表示されます。

Harmony OSの使い心地は?

さてさて、MatePadの大きな変更点としてOSがAndroidじゃなくなったという点です。OSはHarmony OS担っていました。

ですが正直に使った感想を言いましょう。更に便利になったEMUIみたい(Android)です。

そもそもHarmony OSとはAndroidのFork(流用)であり、APKファイルのインストールもできますし、基本操作はAndroidと同じです。なので無駄に着相容れる必要は全く無いです。

通知画面はこんな感じ。

アプリ一覧も上からスワイプすると表示され、弾くことでタスクを終了させられます。ご自慢の120FPSでぬるぬる動きました。

ですがナビゲーションはこれまでとは違って画面右上をスワイプすると下記の画像のようにiOSライクな便利なコントロールパネルがでてきて、画面左上をスワイプすると通知が表示されます。各種設定を行う際、従来だと2階指で動かさないといけなかったのを異界でできるようにしたのでとても使いやすかったと思いました。

120FPS+クアッドスピーカーで没入感MAX

MatePad11では4つのリアスピーカーと120FPSという高リフレッシュレートのディスプレイが使われています。以下公式発表

■最大の特徴は120Hzのリフレッシュレート
『HUAWEI MatePad 11』は120Hzのリフレッシュレートを誇り、従来モデルの60Hzに比べて、アプリケーションの動作やUIの操作が格段に滑らかになりました。ネットサーフィン・ゲーム・映画鑑賞に、流れるようにスムーズな視覚体験を提供します。

■4つのスピーカーから奏でる迫力のサウンドシステム

従来よりファーウェイはタブレットのオーディオ性能に力を注いでおり、『HUAWEI MatePad 11』 も、その大型ボディを生かして、4つのスピーカーを搭載しました。老舗オーディオブランド「Harman Kardon」監修のチューニングが施されおり、タブレットとは思えない迫力あるサウンドをお楽しみ頂けます。
また、イヤホン使用時には、独自システムである「HUAWEI Histen」が、豊かなサラウンド効果を演出します。
さらに、『HUAWEI MatePad 11』はスピーカーだけでなく、高性能な4つのマイクを搭載。5メートル離れた場所でも音声をピックアップする上に、優れたノイズキャンセリング機能を備えています。ビデオ会議やオンライン授業の際、騒がしい環境や、タブレットから少し離れた場所にいても、クリアな音声を相手に届けることが可能です。

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気になる疑問を調査しました

ここからはよくありそうな質問に先に答えておきます。担当者様などにお伺いした話もございます。

Androidアプリは使えるの?

はい。Harmony OSとは言っても基本的にはAndroidのforkですので、HUAWEI AppGarallyからじゃなくてもAPKPure等の野良アプリもインストール出来ます。ですがGooglePlay開発者サービスを利用する課金システムなどは使えません!また、Play Gameでログインなども使えません。

ですのでゲームは基本的に難しいです。悲しい…!因みにフォートナイトはむしろ公式ではHUAWEI端末くらいでしか出来ません。120FPSも対応しているので…

まぁタブレットってクリエイティブ用途・ゲーム用途・ビジネス用途等、非常に限定的なので人を選ぶ製品ですね。ちなみにWPSOfficeやLINE・楽天などはAppGarallyに対応していますよ。

SoCはスナドラ?Kirin?5G使える?

SoCは何だといいますと、Snapdragon865です。じつは麒麟(Kirin)ではなくなっちゃいました。禁輸措置のせいで。

現在Snapdragon888が最高らしいのでその1個したですかね。ちなみにメモリは6GBで十分でしょう。5万円にしてはなかなかやるのではないでしょうか。

5Gは使えません、まぁタブレットって5G使う用途無いですから…というより5Gって皆さんが思っているより遥かに無能ですよ。詳しくは以前書いた論評をこらんあれ!(宣伝)

ですがWi-Fi6に対応しています!

通信に関しては、最新規格のWi-Fi 6に対応。快適かつスピーディーなインターネット体験を提供します。
また、一般的なタブレットは、アンテナが内蔵されている部分を持つと通信速度が低下したり遮断されてしまう場合がありますが、ファーウェイはアンテナに関する特許技術を保有しており、どのような持ち方をしてもWi-Fiの性能に影響を与えません。

製品詳細&クーポン情報

以上、短い時間でしたが本日発表の新製品「HUAWEI MatePad11」の体験レポートでした。

Wi-Fiモデルで市場想定価格54,780円(税込)にて7月23日(金)より発売しますがいまならAmazon公式ストアにて3000円OFFクーポンが利用できます!

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記事が参考になりましたら、ぜひこの機会にご検討いただければ幸いです。

以下製品の詳細を記載しておりますので適宜ご確認ください。

※掲載製品の仕様・性能は予告なしに変更する場合がありますので予めご了承ください。HUAWEI、HUAWEIロゴはHUAWEI TECHNOLOGIES CO., LTDの商標または登録商標です。

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。