次期Pixel 8搭載チップは”ノナ”コア?Google Tensor G3はさらに高性能かつ電池持ち改善の見込み

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Googleのスマートフォンブランド「Pixel」から年内発売が想定されている新型モデル「Pixel 8」シリーズについて、同製品に搭載予定とされている新たなGoogle自社開発チップ「Google Tensor G3」に関する情報が大手リーカーや海外媒体が報じている。

PixelスマートフォンにはPixel 6以降自社開発SoC「Google Tensor」を搭載しており、オフラインでの高精度な文字起こしをサポートするなどAI処理において最適化されたチップとして知られている。その翌年に発売したPixel 7には第2世代の「Google Tensor G2」を同じく搭載。

そして2023年の夏季~秋季に発売が予想される新たなPixel 8には「Google Tensor G3」が搭載される見込みで「G2」と比較して大きなプロセッサの変更が加わることで性能がさらに向上するという。中でも大きな変更点として「G3」では”ノナ”コア構成になるというものが挙げられる。

「G2」では通常のスマートフォン向けSoCと同じ4+2+2で構成されたオクタコアだったが、独自のノナ=9コア構成にすることでパフォーマンスの向上が想定される。また、GPUについてはArm Mail-G715の10コア構成になる見込みで、レイトレーシング対応への期待も高まっている。

また、Google Tensorシリーズの特徴として挙げられる、独自開発のAI処理に適したプロセッサ・Tensor Processing Unit(TPU)についても大幅な性能向上が見込まれているほか、映像画像処理全般を取り扱うデジタルシグナルプロセッサ(DSP)の改良により、Pixelシリーズの欠点として挙げられる「電池持ちが悪い」問題についても解決が期待される。

※本記事は以下媒体の情報を許諾を得た上で抄訳しています
https://www.gizmochina.com/2023/06/04/google-pixel-8-tensor-g3-processor/