iPhoneは半数が使い続けたい、Pixelは半数が乗り換えたい…安定性やブランド力に未だ差あり
米国の調査会社・Statistaは11日、Googleのスマートフォンブランド「Pixel」について消費者を対象とした調査の結果を報告した。
調査では「次回機種変更を行うとするなら、別のスマートフォンブランドに乗り換える可能性がありますか?」という質問に対して、利用中のユーザーの半数以上の57%が【乗り換える可能性が高い】と回答したことがわかった。可能性が低い≒使い続けたいというユーザーは26%にとどまったという。
本調査では対照としてAppleとSamsungの結果も公表されており、iPhoneの場合は約半数の49%が、Galaxy(Samsung)の場合は44%がそれぞれ【乗り換える可能性が低い≒使い続けたい】と回答していた。
Pixelシリーズからはつい先日11日には廉価版スマートフォン「Pixel 7a」や初のタブレット「Pixel Tablet」初の折りたたみスマホ「Pixel Fold」が発表され、特に「Pixel 7a」については自社開発の上位機種と全く同じCPU(Soc)が搭載されているなどコスパに富んだ製品となっている。
しかし、「Pixel 6」シリーズより多くの利用者からは発熱問題やモバイル回線の途切れが頻発するといった報告が寄せられていたり、下取りキャンペーンを実施するも「査定が厳しい」といった声も見られたりと、一部からの評判は芳しくない。(Google曰く7aの発熱問題は解消見込みとのこと)
今後も魅力的な製品を提供することはもちろん、ユーザーの定着化を図るにはサービス面や安定性などにも注力する必要があると調査結果や使用体験から感じられる。