ハイコスパスマホ「Pixel 7a」発表:上位機種と同性能、90Hz対応、カメラ増強も1万円値上げ


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日本時間の5月11日深夜より開催されたGoogle主催の開発者向けイベント「Google I/O 2023」にて同社のモバイル端末 ブランドPixel シリーズの最新スマートフォン「Pixel 7 a」の投入が発表された。

Pixelシリーズのスマートフォンは ここ数年にわたり「毎年夏 シーズンに最新機種とその上位機種を発表し、廉価版モデル としてaシリーズを翌年5月前後に発表する」というサイクルを取っていた。特に昨年登場した「Pixel 6a」は上機種のPixel 6と同じ自社開発の処理チップ「Google Tensor」を搭載することで、コストパフォーマンスに非常に富んだ優れた一台だった。

今回発表された「Pixel 7a」も前回同様上位機種である「Pixel 7」と同じ処理 チップ「Google Tensor G2」を搭載していることが特徴な一方、製造コストの都合か価格はおよそ1万円値上げし62,800円にて販売される予定だ。カラーは前回からの3色に加え赤が基調のCoralが登場し、初期購入特典にはYouTube Premium 12 ヶ月無料トライアルやオリジナルケースが付属、下取りキャンペーンも実施される。

値上げしたぶん前モデルからの改良も行われており、”欠点”と指摘されていたリフレッシュレートは60Hzから90Hzに向上し、6.1インチの有機ELFHD+ディスプレイを搭載している。なお、カメラについては「64 メガピクセル Quad PD Quad Bayer広角カメラ」としており、上位機種の50MPを上回る画素数になるという珍しい事態となっている。(イメージセンサ等についての詳細については直接言及されていない)

また、例年どおりならば日本国内で発売されるモデルはモバイルSuica等を使うおサイフケータイにも対応予定ため、今後導入予定のマイナンバーカードの端末保持の対象端末にもなることが予測されるため、多くの人に適した一台になるだろう。

https://store.google.com/product/pixel_7a?hl=ja