“超薄型”スマホは需要乏しい?サムスンの次期「Edge」モデルを開発中止と現地報道 低調な販売実績が要因か


“超薄型”スマホは需要乏しい?サムスンの次期「Edge」モデルを開発中止と現地報道 低調な販売実績が要因か

韓国・サムスン電子が今年5月に発売したばかりの薄型スマホ「Galaxy S25 Edge(日本未発売)」をめぐり、後継機種とされていた「S26 Edge」の開発、展開が中止になったと韓国メディアが報じ、各国のテクノロジー界隈で拡散されている。

韓国Newspimの16日の報道によると、開発中止の主な要因はは「S25 Edge」の販売不振にあると指摘されている。同機種の発売初月の販売台数は19万台にとどまったとされており、同時期に発売された通常モデルから大きく差をつける対照的な結果となったという。

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「MWC2025」で展示されたS25 Edge

直近、薄型化を追求したスマートフォンとして「iPhone Air」が話題になっていたが、サムスンはこの動きをいち早くキャッチしていたのか、本年初めの時点で「Edge」モデルの展開が示唆されていた。

Galaxy S25 Edgeは厚さわずか5.8mm、重量163グラムの超薄型ボディに、最高峰性能を誇るプロセッサ「Snapdagon 8 Elite」と高画質200MPカメラを搭載。薄型化で懸念されていたバッテリー容量は3900mAhと、通常モデルの4000mAhよりやや少ない水準にとどまっていた。

一方、価格は最安256GBモデルが韓国で149万6000ウォン(当時約15.5万円)。iPhoneシリーズに並ぶ高額な部類であり、コストパフォーマンスを考慮して購入に至らなかったユーザーも多いことが見込まれる。なお、日本国内では発売には至っていない。

今回の報道ではまた、S25 Edgeの販売不振を受けて再び次期S26で「Plus」モデルの再開と、Edgeシリーズ打ち切りを予定しているとも言及。ただし、一部報道では「S26 Edge」の開発がすでに完了段階に達していることから、将来的に別途リリースされる可能性も残されているとも付け加えられていた。(参照:[단독] 삼성, 초슬림폰 ‘갤럭시 엣지’ 단종되나 – 뉴스핌

著者 テクノロジー/ゲーム担当
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