EU、USB-C搭載iPhoneについて「独自認証で充電速度を制限するなら販売を禁止する」旨を書簡で警告


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EU(欧州連合)が昨年iPhoneなどの有線充電の機器において「USB-C」ポートを搭載することを義務付ける法律を成立させたことを受け、Appleは今年後半より発売される「iPhone 15」シリーズ以降順次LightningからUSB-Cへの切り替えが行われると予想されている。

さらに欧州委員会のティエリー・ブルトン委員は〈Apple未認証のUSB-Cケーブルの機能を制限する計画を立てているという噂を受け、そのような行為は許されず、法律が施行されるとEU内でiPhoneが販売できなくなることを警告する書簡をAppleに送った〉ことを明らかにした。EUは、本法律の「統一的な解釈」を確保するためのガイドを今年第3四半期までに公表する意向だという。

Appleは自社製品の周辺アクセサリーについて独自の認証制度「Made for iPhone(MFi)」を設けていることで知られており、新たに登場する「iPhone 15」シリーズでは〈USB-Cポートに認証チップが搭載され、接続されたUSB-Cケーブルの真偽を確認できるようになり、MFi認証の有無で充電速度に差が生じる可能性がある〉との見解を著名リーカーやメディアが報じたことでこの警告が行われたという。

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※本記事は情報元のGizmochina.comより抄訳配信の許可を得て公開しています
https://www.gizmochina.com/2023/05/06/eu-warns-apple-against-limiting-functionality-uncertified-usb-c-cables-iphones/
※Image by Omid Armin