Pixiv、AIによる創作者への不利益・作品の不正収集について見解と対策を発表。「共生」目指しガイドライン改定も予定


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イラストコミュニケーションサービス「Pixiv」の運営事務局は9日夕方、先日Twitterを中心に話題になっていた生成系AIに関して問い合わせの多かった質問を報告し、それらへの対策方針を発表した。

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最も多い問い合わせは、「特定のクリエイターが不利益を被ること」「プログラムなどでクリエイターの作品が不当に収集されること」「AI生成作品が見たくないユーザーにも、AI生成作品が多く表示されることだった。」だったという。

それぞれの問題について、1つ目の問に対しては〈新しいサービス共通利用規約・ガイドラインで特定のクリエイターの画風を模倣した作品を繰り返し投稿する行為を禁止項目として追加し、取り締まりを強化する。〉との方針を示したほか、新しい監視システムを追加導入する点についても明らかにし、AI生成技術の悪用を含む他人の活動を脅かす行為、児童ポルノ、盗作などを発見しやすくする点についても言及した。

続いて2つ目の問題に対しては〈pixivは以前から、不当な目的のためのプログラム等を用いた作品の収集行為を禁止している。現在も技術的対策により悪意あるアクセスを防止するために対策を講じている。〉とコメント。同社は以前より不正な作品の取得に対して対応を行っており、今後はそれらの行為に対して技術的により悪意のあるアクセスの阻止に務めるとした。

最後の問題についてはAI生成作品のフィルタリング機能をより利用しやすくする、同じユーザーの作品が検索結果等を占拠しないようにするという2つの変更を今後行う旨を示した。また、pixivFANBOXにおいても、追加の対応・対策を検討しているといい、先日公表されたpixiv及びpixiv周辺サービスすべてに適用される「サービス共通利用規約」の改定についても5月中に行うとしている。

同発表では「創作活動の楽しさを損なう行為に対しては、AI技術、画像生成技術、またもちろん人間の手で行われたものも含め、その手段に関わらず、引き続き厳然と対処していきます。」とコメントしている。

Source:https://www.pixiv.net/info.php?id=9524

オタク総研編集部

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