イラストAIを使ったマンガ動画、AI指摘コメントは10万再生でたった2件。登録者90万人超えのチャンネルが公開
マンガ風動画で人気を博している登録者数90万人超えのYouTubeチャンネル「エトラちゃんは見た!」にて、画像生成AIの動画への応用に関する報告がチャンネルの運営会社によって発表された。
報告によると動画にはキャラクター作画の大部分にイラスト生成AIが用いられているといい、投稿後1日間で10万再生されたにも関わらず「違和感」を覚えた視聴者によるAIによる作画であることを指摘するコメントはたった2件だけであったという。
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同チャンネルの運営会社は「漫画の作風に合わせた作画のAI画像生成手法」に関する調査を推進しているといい、今回公開した動画のような違和感のない画像を出力するノウハウを蓄積することができたと説明。同社は続けて〈今回のノウハウを活かし、漫画制作の受託やWebtoon制作など、新事業での活用先を模索している。AI技術を駆使した画期的な漫画制作は、クリエイターの制作負担を軽減し、さらに多様な表現が可能となることで、漫画・アニメ業界におけるイノベーションをもたらすことが期待される。〉とコメントしている。