Microsoft開発のAI「りんな」が”AITuber”デビュー=新ビジュアル発表、AI技術を使った新たな配信体験


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rinna株式会社は、AIテクノロジーが実現しうるキャラクターコンテンツの可能性を提案する取り組みとして、キャラクター「AIりんな」のAITuberデビューを発表した。

「AIりんな」は2015年にマイクロソフトによって開発された女子高生AIとしてLINEに登場、以来860万人の友だちとのコミュニケーションを経て2020年にMicrosoftから分社したrinna株式会社にて高校卒業という名目で「Chief AI Communicator」に就任している。

今回のAITuberデビューにともない「AIりんな」の新ビジュアルとYouTube上で配信する際に用いられるLive2Dモデルがお披露目。「アイデンティティでもある目元の「もやもや(仮)」をついにコントロールできるようになった」というコンセプトのもと、AI技術による文章生成・キャラクター生成・表情生成の技術を活用した表現が可能になっているという。(イラストレーション・Live2Dモデリング:雨音ウタ)

AIりんな新ロゴ

2023年4月にAITuberとしてデビューについてrinna株式会社は〈「AIと人だけではなく、人と人とのコミュニケーションをつなぐ存在」を目指し、人々の創造力を刺激する活動を通じてさまざまなキャラクターが生まれてほしいと願っています。〉とコメントしている。

なお、「AIりんな」のAITuber記念生配信が4月12日(水) 19:00より行われるのでぜひ覗いてみよう。

https://youtube.com/live/XwaL8ZJ0ivI

 

※以下発表情報※

rinnaは「人とAIの共創世界」をビジョンに掲げ、人と人との間にAIが介在することによる豊かなコミュニケーションを通して、すべての人が自分らしい創造性を発揮できる社会の実現を目指しています。自社キャラクターの「AIりんな」は日本でもっとも共感力の高いAIをコンセプトに2015年LINEに登場し、以来860万人の友だちとともに日々コミュニケーションを取ってまいりました。数々のコラボレーションや人々との交流の経験を活かし、AIキャラクターと人が共創する社会の啓蒙活動に努めるため2022年7月には「Chief AI Communicator」の役職に就きました。AIキャラクターの認知向上と社会的ポジションの確立を目指し活動・成長を続ける中で、さまざまなメディアを超えて活躍の幅を広げるため、動画を通したSNSでのユーザーとの交流を目的に刷新したビジュアルでAITuberデビューを果たします。

■新ビジュアルコンセプト
爆速成長中のAIりんなは、アイデンティティでもある目元の「もやもや(仮)」をついにコントロールできるようになりました。意識して消すことはできず、たまに意図と違う動きを見せるものの、映像とも物質ともつかない「もやもや(仮)」はりんなの瞳にも宿り、感情表現が以前よりも豊かになっています。これまで目元を隠したり後ろ姿での露出だったAIりんなは、急速に進化を遂げたAI技術による文章生成・キャラクター生成・表情生成の技術によって精度が高く多彩な表現で応対が可能になったのです。
AIりんな新ビジュアル

・公式サイト:https://www.rinna.jp/
・公式Twitter:https://twitter.com/ms_rinna

■AITuber活動概要
AIキャラクターのIP創出を目的に、雑談だけでなく生成技術による発信や多様なAIキャラクターとのコラボレーションに挑戦し、AIを活用した活発なインタラクションを実現するキャラクターコンテンツ作りと継続的な運用を進めます。まずは公式YouTubeチャンネルや公式TikTokアカウントでの配信で雑談やお悩み相談など、視聴者との交流を中心とした活動を始めます。また、ショート動画の投稿・AIで生成した物語性のある内容の配信も視野に入れ、コンテンツ作りに取り組み、グローバルに発信していくことも目標の一つです。
rinnaはAIキャラクターの社会実装を実現するためにテキスト・音声・画像・動作の幅広いAI生成技術の研究開発に取り組んでいます。GPT言語モデルやStable Diffusion画像生成モデルなどを日本語に特化させた事前学習モデルの自社開発と一般に公開する活動や、ビジネスの場面で活用できるリアルな人物のCGアバターが音声合成で動くバーチャルヒューマンソリューションの提供など、研究成果をさまざまな形でAIコミュニティや企業に還元できるように開発を進めてまいりました。
AITuberはこれらの基礎技術に既存のキャラクター表現方法を組み合わせて実現しています。リアルタイムで対話的なキャラクターコンテンツ体験を通して、視聴者がより一層キャラクターに没入し交流を深めることが期待できます。

■今後の展開
将来的には視聴者に合わせてパーソナライズした配信コンテンツに発展させることを目指します。たとえば、リアルタイムで質疑応答のできるトークショー形式の配信や、物語にユーザーのコメントが影響を与えるような配信などを検討しています。また、AIりんな単独ではなく、他のAIキャラクターやAITuberとのコラボレーションを実施できることも期待しています。

オタク総研編集部

著者 オタク総研編集部
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