ソニー子会社の海外アニメ配信サービス、契約者が2年で倍の1070万人に=米クランチロール


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ソニーグループは4月28日に自社の2023年3月期通期決算を公表し、北米圏における米国のグループ子会社「Crunchyroll, LLC」に関する業績への言及が発表会にてなされた。

同日行われた決算説明会によると、Crunchyroll社が手掛けるアニメストリーミングサービス「Crunchyroll(クランチロール)」の有料会員数が本年3月末時点で1,070万人に突破したという。これは2年前の2021年夏に公表された500万人から大きく飛躍し、わずか2年で倍以上にまで伸ばしていることが明らかになった。

2021年の全世界における日本アニメ市場2.7兆円のうち、海外比率は48%となっており、日本のアニメが、グローバルなエンタメコンテンツへ成長していることが分かっている。

同サービスは北米圏における日本アニメ配信サービスのデファクトスタンダードになりつつあり、毎年3月には「クランチロールアワード」と呼ばれる日本アニメの表彰企画が行われるほど。第7回目となった2023年は50以上のTVアニメや劇場版アニメが選出され、初の日本国内での表彰式も執り行われていた。

発表会ではクランチロールのメディアネットワーク売上全体に占める割合は大きく増加し、買収に伴う償却費を含めても利益貢献をしているといい「収益性を伴うさらなる事業成長を期待しています。」と述べている。

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オタク総研編集部

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