MediaTek社の新型チップ「Dimensity 9200+」はSnapdragonを抑え最高峰に君臨か。搭載端末がAntutu136万点との報告


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モバイルデバイスのベンチマークアプリ「Antutu Benchmark」を開発する安兔兔(アントゥトゥ)は19日、公式Weiboにて「V2302A」という市場未発表の型番のスマートフォンによるテスト結果を発見したことを報告した。

Weiboの投稿によるとこの「V2302A」は中国のスマートフォンメーカー・vivoのナンバリングであることがわかり、安兔兔は「おそらくMediaTekの最新チップであるDimensity 9200+を搭載しており、同社のスマートフォンブランド「iQOO」のNeoシリーズの最新機種の可能性がある」と推察している。

また、テスト結果の数値も添付されており、CPUのスコアは298850点・GPUのスコアは594203点・MEMのスコアは263503点・UXのスコアは212041点・総合スコアは1368597点とのことで、現時点での最高性能を誇るクアルコム社製SoC「Snapdragon 8 Gen2」を搭載する端末よりも高い数値を記録している。

今回搭載されていると報告された「Dimensity 9200+」はMediaTek社が製造するフラグシップスマートフォン向けに提供されるSoC「Dimensity 9000」シリーズの最新モデルである可能性が高く、公式発表はなされていないものの5月中に発表されるのではないかと複数の海外媒体が予測している。

なお、「V2302A」は16GBのRAMと512GBのストレージ容量を備えており、搭載OSはAndroid 13であるとの報告もされていた。

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。