【解説】これは革命…!AndroidのニアバイシェアがWindows対応、ファイル共有が圧倒的に楽に。


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Androidを搭載したスマートフォンやタブレットにおいて、撮影した写真や動画・PDF・音楽ファイルなど、デバイス内に保存されたデータを他のデバイスで共有する方法は複数の選択肢があるが、その中でもAndroidのニアバイシェアは、Wi-Fiを利用して高速でファイル共有ができるため、多くのユーザーから支持を受けている。そして、このニアバイシェアが待望の「Windows対応したことで利便性が格段に上がった。

Androidのニアバイシェアとは、Wi-Fi Directを利用して、同じネットワーク内にある他の端末とファイル共有ができる機能。Bluetoothよりも高速で大容量のファイルを送受信できるため、スマートフォンやタブレットのデータ共有には欠かせない機能の一つとなっており、iPhoneやiPadではお馴染み「Airdrop(エアドロップ)」のAndroid版という認識で良いだろう。

そしてこの度、タイトルにもある通り3月31日にニアバイシェアをWindowsでも利用することができる「Nearby Share Beta」が公開された。従来のAndroidとWindows間でのファイル共有はAirDroidやSendAnywhereといったサードパーティ製アプリを利用するのが一般的だったが、ニアバイシェアがWindowsに対応したことでAndroidの標準機能だけでやり取りできるようになった。

「Windows 用 Nearby Share Beta」はAndroid公式サイトからダウンロードすることができ、インストールはDLしたexeファイルを起動するだけで行える。初回時にはGoogleアカウントでログインを求められ、同時にデバイス名・公開範囲を設定すると準備完了。

あとはいつものようにAndroidスマートフォンで「任意のファイルを共有」→「ニアバイシェア」から先程設定したデバイス名を選択するとすぐにファイルが送信される。ちなみにニアバイシェアを利用するにあたってBluetooth と Wi-Fi が必要とあるが、筆者の環境ではPC側でWi-Fiはなくても利用出来た。

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むろん、Windows版のニアバイシェアは受信だけでなくファイル送信も可能で、こちらも同様に相手デバイスを選択するだけ。

Androidのニアバイシェアは、高速かつ簡単にスマートフォンやタブレット間でファイル共有ができる機能であり、Windowsにも対応したことで、PCとのデータ共有もより一層便利になった。今後もデバイス間のファイル共有において、ニアバイシェアの重要性は高まっていくことに期待される。