ASUSから「ゲーミングChromebook」CX5501が登場　外部GPU非搭載でクラウドゲーム向け

ASUSからゲーミングChromebook「ASUSChromebookVibeCX55Flip(CX5501)」が発表された。CX5501は144Hzの高リフレッシュレート対応のタッチスクリーンディスプレイを搭載しキーボードやタッチパネルを操作して好みのスタイルでゲームをプレイできるという。Chromebookは本来ゲーム用途としてあまり使われないため想像し難い方もいるかもしれないが、Chromebookの特長である「シンプル・スピード・セキュリティ」を継承しつつ主にクラウドゲームを軽快に楽しむことができるとのこと。

CPUは第11世代インテル® Core i3（またはi5）プロセッサーを搭載し、メインメモリは8GB。ゲーミングと名乗るには少し不自然だがGPUは非搭載。

ゲーミングなChromebook

◆性能
ASUS Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)は、CPUにインテル® Core™ i3-1115G4プロセッサーまたはインテル® Core™ i5-1135G7プロセッサーを搭載し、メインメモリ8GBとストレージ128GBを搭載。GPUは非搭載ということなのでASUSは「クラウドゲーミングサービスを介して本格的な高負荷PCゲームタイトルを気軽に快適に楽しみたい方へ向けた高性能ゲーミングChromebook」おとアピールしている。

実際のところスペックを見る限りでは本機のスペックは高性能であるとは言い難く、ゲーマーの方ならGPU非搭載パソコンをゲーミングパソコンと名乗ってよいのかと感じる人も多いだろう。CX5501は前述の通り「クラウドゲーム」を前提としている。通常、クラウドゲーミングサービスを介してゲームをする場合は高負荷処理をクラウドベースで行うため。通常のゲームよりかはクライアント（PC）側に過度性能は求められないことが多い。

また、搭載OSはChromebookであるため、通常のWindows機と単純比較することは出来ない。（とはいえ著者が実際にベンチマークを測定したわけではないため未知数ではある）

◆日本初144Hz対応Chromebook
CX5501はタッチパネル対応の15.6型ディスプレイ搭載で、日本で初めて144Hzの高リフレッシュレートに対応したChromebookとしている。こちらはゲーミングならではの特長で、更には360ド回転可能であるためマルチパーパスに使えそうだ。

◆ゲーミング仕様のキーボード
CX5501は、ゲーミング仕様のキーボードを搭載しており、PCゲームで最も使用頻度の高い「WASD」のキーがカラーリングされており、機能面ではアンチゴースト機能に対応している。また、ディスプレイを開いた際にキーボードが手前に傾斜した状態で固定されるため、キーボードが水平の一般的なノートパソコンよりも疲労が低減されるとアピールしている。

※アンチゴースト機能…意図しないキーの誤入力を防ぐ機能

◆豊富なAndroidアプリをGoogle Play ストアから利用可能
Chromebookであるため、Androidアプリが利用可能。CX5501は、15.6型のフルHDで170度の広視野角パネルを採用しており、『原神』といったスマートフォン向けゲームなどを大きな画面と美しい描画で楽しめる。

製品仕様

「ASUS Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)」1製品2モデルは本日より予約受付を開始し、2022年10月26日（水）より発売。以下にCX5501の詳細仕様を紹介するので参考にしてもらいたい。

※『原神』はPC向けにも提供されています