『攻殻機動隊』最新作、火曜23時台に全国ネット放送へ カンテレ新設の新アニメ枠にて展開


『攻殻機動隊』最新作、火曜23時台に全国ネット放送へ カンテレ新設の新アニメ枠にて展開
『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』

関西テレビ放送は23日、フジテレビ系全国ネットの新アニメ枠「火アニバル!!(毎週火曜日夜11時~)」を2026年1月より運用することを発表。同時に配信ラインナップのひとつとして、新作TVアニメ『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』を同枠にて「2026年内」に展開すると明らかにした。

当初『攻殻機動隊(仮)』として2024年に制作発表された本作。本年4月に正式タイトルとして原作第1巻と同様に“THE”を冠する『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』とすることが明かされたが、この度フジテレビ系の全国ネット展開が判明した。

枠タイトルの「火アニバル!!」は、火曜アニメ、洋風居酒屋のバル、お祭りのカーニバルといったイメージから「みんなが夜のテレビの前に集まる時間にしたい」「世界を魅了するようなアニメをこの枠から発信する」という思いを込めたネーミングとしている。

放送開始時期は2026年内としているが、同枠では1月新番組として『真夜中ハートチューン』がすでに発表されているため、最速でも4月からとなる見込みだ(このほか『超巡!超条先輩』『マリッジトキシン』も同時発表されている)。

制作陣には、TVアニメ『ダンダダン』副監督を務め、サイエンスSARUの作品で活躍してきたモコちゃんが初監督として参加。アニメーション制作は映画『犬王』や『きみの色』、TVアニメ『ダンダダン』などを手掛けてきたサイエンスSARUが担当することもすでに発表されている。詳細などは「攻殻機動隊」公式グローバルサイトや公式SNSで順次公開予定となっている。

『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』作品情報

『攻殻機動隊』は1989年に漫画家・士郎正宗が、青年誌「ヤングマガジン」の増刊「ヤングマガジン海賊版」第5号から連載を開始したSF作品として、全身義体(サイボーグ)の草薙素子をリーダーとした攻性の部隊「攻殻機動隊」が、高度複雑化する凶悪犯罪に立ち向かう姿を描いた物語。リアルで精密な描き込みとともに、サイバーパンク的な要素や哲学的なテーマを探求しながら、人間とテクノロジーの融合、個人のアイデンティティなどについて深く考察する作風が人気を博し、押井守監督による『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995年)をはじめ、アニメーション、ハリウッド実写映画など様々な作品群が展開されている。

原作:士郎正宗「攻殻機動隊」(講談社 KCデラックス刊)
監督:モコちゃん
シリーズ構成・脚本:円城 塔
キャラクターデザイン・総作画監督:半田修平
アニメーション制作:サイエンスSARU
放送時期:カンテレ・フジテレビ系 全国ネット 毎週火曜よる11:00~ “火アニバル!!”枠にて2026年放送

©2026 Shirow Masamune/KODANSHA/THE GHOST IN THE SHELL COMMITTEE

著者 アニメ情報担当