在阪局カンテレ、アニメ枠を新設　競合少ない「火曜深夜」フジ系全国ネット展開

関西テレビ放送は23日、2026年1月よりフジテレビ系全国ネットにて、新たなアニメ枠「火アニバル!!」を火曜夜11時に新設すると発表した。放送開始は2026年1月6日（火）を予定している。

枠タイトルの「火アニバル!!」は、“火曜アニメ”の「火アニ」、洋風居酒屋を意味する「バル」、そして“お祭り”を連想させる「カーニバル」を組み合わせた造語。タイトル末尾の「!!」は放送時間の“11時”をイメージしているという。

カンテレによると、「みんなが夜のテレビの前に集まる時間にしたい」「世界を魅了するようなアニメをこの枠から発信する」という想いが込められており、全国キー局のアニメ枠が比較的少ない火曜日に展開。人気原作やシリーズのアニメ化を企画している。

同枠第1弾として放送されるのは、シリーズ累計41万部を突破した推し活プロデュース“声春”ラブコメディ『真夜中ハートチューン』で、2026年1月6日（火）から放送を開始する。

さらに、今後放送予定のラインナップも明らかにされた。原作・士郎正宗によるサイバーパンクSFの金字塔『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』が、アニメスタジオ・サイエンスSARUによって新たにアニメ化。週刊少年ジャンプ発の人気作『超巡！超条先輩』、そして「少年ジャンプ＋」連載で累計閲覧数2億4,000万を超える『マリッジトキシン』の放送も予定されている。

枠のラインナップ発表会見では、『真夜中ハートチューン』の出演声優3人が登壇。加えて、『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』、『超巡！超条先輩』、『マリッジトキシン』の各作品からも応援ゲストが登場し、枠の立ち上げを盛り上げた。

カンテレは、「火曜の夜にアニメファンが集まる場を作りたい」との意気込みを見せている。