SBI、アニメゲーム制作企業との提携進める ネトフリ版『ガンダム』や『鬼滅』に携わるCG映像制作「THE CORE」との協業発表


SBI、アニメゲーム制作企業との提携進める ネトフリ版『ガンダム』や『鬼滅』に携わるCG映像制作「THE CORE」との協業発表
YouTube「【特別公開】『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』特別映像 - Netflix」より

株式会社THE COREとSBIホールディングス株式会社は9月5日、資本業務提携契約を締結したと発表した。SBIホールディングスはTHE COREの第三者割当増資を引き受け、取得議決権比率34%の資本参加を行う。

THE COREはCG映像制作を手掛ける「SAFEHOUSE社」、ゲーム開発専門スタジオ「AREA35社」、サウンドデザイン・制作を担う「WHISTLER社」を傘下に持つエンタテインメント制作企業。

同社はコンセプト開発からゲーム・映像制作、サウンドデザインまでを一気通貫で手掛ける制作体制を強みとし、Unreal Engineを活用した開発パイプラインと世界トップクラスのクリエイター陣を擁している。

直近では『鬼滅の刃』などの大ヒット作品に携わっているほか、Netflix独占配信で展開した『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』の共同制作を行うなど、国内外で高い評価を得ている。

一方、SBIグループはグループのメディア事業・マーケティング事業を統括する子会社を中核に「プラットフォーム×IP・タレント×先端技術×制作機能」を掛け合わせることで、「発掘」「拡散」「投融資」を推進している。Web3、AI、メタバースといった新たな技術領域における事業展開も積極的に進めている。

具体的な協業内容では、世界市場をターゲットとした「家庭用ゲーム機向けゲームの共同開発」、ブロックチェーン技術やNFTを導入した「Web3ゲームの共同企画及び開発」などを進める。

さらに、THE COREのコーポレートベンチャーキャピタル設立と、北米、ヨーロッパ、中東、アジアを対象としたグローバル展開するインキュベーションファンドの共同組成に向けた検討も行うとしている。

著者 経済/社会担当
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