映像制作大手のイマジカG、9月29日上場廃止へ 現代表所有の法人がMBO実施


映像制作大手のイマジカG、9月29日上場廃止へ 現代表所有の法人がMBO実施
IMAGICA GROUP

映像制作大手の株式会社IMAGICA GROUPは2日、臨時株主総会において株式併合などの議案が承認可決されたと発表した。これにより同社は9月29日をもって上場廃止となる予定。

IMAGICA(イマジカ)GROUPは映像作品の制作を主に、出版部門も有するコンテンツ企業。映画、ドラマ、アニメ、音楽ライブからテレビCM、デジタルサイネージ、など様々な媒体に向けたコンテンツの企画制作を提供している。

今回承認された株式併合では、同社普通株式3,332,464株を1株に併合する。上場廃止のスケジュールについて、同社株式は2日から28日までの間、整理銘柄に指定され、29日をもって上場廃止となる。上場廃止後は東京証券取引所プライム市場での取引ができなくなるとのこと。

今回の株式併合は、同社代表取締役社長の長瀬俊二郎氏が設立した三日月株式会社によるMBO(マネジメント・バイアウト)により実施される。三日月株式会社は6月に実施した公開買付けで同社株式16,662,324株を取得し、総議決権に占める割合37.62%の第2位株主となっていた。

公開買付けは1株795円で行われ、買付予定数の下限4,841,400株を上回る応募があったため成立した。

同社は7月31日に株式併合と上場廃止に関する計画を公表しており、今回の臨時株主総会では、株式併合に加えて単元株式数の定めの廃止、定款の一部変更についても承認された。

著者 経済/社会担当
オタクの“今”を届ける新・総合メディアより、アニメ・ゲーム等関連企業の動向やコンテンツ産業の動きを紹介します。エンタメと経済、双方の視点で迅速に、わかりやすく、独自の切り口でお届けいたします。