「あおぎり高校」のviviON、GREE子会社からVTuber事務所を事業譲受 移管元は赤字幅が拡大


「あおぎり高校」のviviON、GREE子会社からVTuber事務所を事業譲受 移管元は赤字幅が拡大

株式会社viviONは、GREE子会社・REALITY Studiosが運営するVTuber事務所「Vebop Project(ビバッププロジェクト)」の事業を8月31日付けで譲り受け、10月22日より運営を移管したと発表した。

viviONは、VTuberグループ「あおぎり高校」を運営元としてプロダクション事業を展開しているなかで、今回の事業譲受に至ったという。同社は譲受にあたり、VTuberグループ「あおぎり高校」のモットー「おもしろければ、何でもあり!」という価値観は「Vebop Project」が掲げる「型通りより、型破り。」とのキャッチコピーと、根底に持つ想いに共通する部分があると説明。

そのうえで、極めて高いシナジー効果が生まれると考えているとし、「極めて高いシナジー効果が生まれると考えています。両者の活動が互いに刺激し合い、ファンの方々へ、より一層ユニークで面白いエンターテインメントをお届けできると確信しております。」とコメントしている。

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移管元となるGREEグループの「VTuber事業」の直近年間売上高は12億円を記録。前期比181%増と力強い伸びを見せた一方、営業損失は10億円と、▲1億円だった前期から大幅に拡大しており、先行投資が続いている。

損失増については「新規タレントデビューに伴う一時費用増加等」が要因としており、本年9月には英語圏向けグループ「すぺしゃりてEN」の解散を発表するなど、事業内整理が進んでいた。

著者 経済/社会担当
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