魚モチーフのVTuberが“中の人変更”を事前予告…運営元「タレント活動終了=キャラ卒業とはならない」背景説明


魚モチーフのVTuberが“中の人変更”を事前予告…運営元「タレント活動終了=キャラ卒業とはならない」背景説明
注:「紅波マダイ」さんは画像右

VTuberプロジェクト「うおむすめ」の運営元は13日、所属キャラクター「紅波マダイ」の担当タレントが2025年12月31日をもって活動を終了すると発表した。2026年からは新しいタレントが同キャラクターを引き継いで活動する。

運営は発表のはじめ、自ら「VTuber業界では異例の発表となりますが」とイレギュラーな対応であることを前置きしつつ、その背景として、同プロジェクトが10年、20年続くものにしたいとの思いがあると紹介。「ゲーム化やアニメ化を視野に入れて いるため、タレント活動終了=キャラクター卒業とはなりません。」と考えを共有している。

「うおむすめ」は魚をモチーフにしたVTuberプロジェクトとして、今年5月24日に1期生がデビュー。以降急成長を見せ、デビューから3カ月でメンバー全員のYouTubeチャンネル登録者数が3万人前後に到達。運営元のジー・プランは2期生募集の実施も9月に公表していた。

「リアル寄り」な事務所方針との方向性に乖離

しかし、この度メンバーの「紅波マダイ」のタレント変更が決定。現タレントの活動終了の経緯について運営は「2.5次元よりも更にリアル寄りな活動を増やしていく『うおむすめ』の方向性と現マダイのあくまでもVTuberとしての活動をメインにしていきたい希望」との間に乖離が生まれたと説明している。

YouTubeチャンネルとXアカウントはそのまま新担当タレントに引き継がれ、現在公開されている動画やアーカイブも残す予定だという。ただし今後の配信内容や動画はタレントの交代に伴い大きく変更となる見込みともアナウンスした。

運営は「新マダイも並々ならぬ覚悟でキャラクターを引き継いで、活動をしてまいりますので引き続き、『紅波マダイ』を応援していただけましたら幸いです」としている。

■紅波マダイ:キャラクター紹介
マダイの精霊。 魚の王様らしく紅波王国を作るのが夢だが、国民候補が タイ2匹しか見つからなかったため候補者を募集している。 お姉さんポジかと思いきや実際はほとんど世話をされる側。 ゲームが大好きで暇さえあればゲームをしている。

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著者 経済/社会担当
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