【レポート】桜守歌織先生の音楽教室が開講!「アイドルマスターミリオンライブ!」12thライブDAY2—新曲「Enjoy&Feel」を初お披露目
異世界(!?)まで飛び出したレッスンや成果を見せる発表会が開始
ステージでは、香里さんと次のブロックで歌唱するメンバーがそろい、再度グループ分けをするということで、今度は身長順に整列。最初はきれいに並んでいるようにも見えたが、実はキャストではなく、アイドルの身長順ということで整列しなおし。ギャップのあるキャストもいたことから低く見せたり高く見せたりと、そんなほほえましい光景もあった。

グループ分けをした後、“いろんな場所で、いろんなお歌を歌いましょう”と題して、教室を飛び出してのレッスンが始まった。
まずは「オーディナリィ・クローバー」(原嶋さん、渡部さん、香里さん)。投票企画の「THE@TER BOOST」から、“三姉妹カフェ”をテーマにした楽曲で、ドラマで歌織は長女役を担当している。香里さんが歌織が持つお姉さんを感じさせる歌声に、原嶋さんは育、渡部さんは桃子としての可愛らしさを感じる歌声が、まさに三姉妹と思わせるものに。

「BORN ON DREAM! 〜HANABI☆NIGHT〜」(斉藤さん、稲川さん、小笠原さん)は、日本のお祭りがイメージできるような、太鼓の音も鳴り響く楽曲。スクリーンや天井に打ち上がった花火を映し出すなかで、力強い歌声で盛り上げていく。

さらに「NO CURRY NO LIFE」(郁原さん、山崎さん)では、エスニックの曲調にのせて軽快に歌う。サビの「ダメ」というフレーズでは、郁原さんがすごく可愛らしく口にしたところがあり、後のMCで山崎さんが話したところによれば、リハーサルでもしなかった言い方だったようで、その可愛らしさに山崎さんも含めてメロメロとなっていた。

「Parade d’amour」(山崎さん、大関さん、角元さん、Machicoさん)は、セリフも盛り込まれた、中世のヨーロッパをイメージさせるミュージカル調の楽曲。オリジナルを歌うユニット「オペラセリア・煌輝座(きらめきざ)」では、歌織がオスカーという男役を演じて歌っている。このステージではオスカーを翼(Machicoさん)が担っていたのだが、カッコイイセリフを口にするごとに歓声が沸き上がる。また、令嬢のアシュリーを美奈子(大関さん)、士官学校の生徒アリエルをエレナ(角元さん)、生徒会長を未来(山崎さん)が担当するなかでは、どれもハマり役と思えるぐらいで、新たな一面をのぞかせた。

戦いをイメージさせるイントロから始まった「Justice OR Voice」(愛美さん、南さん、小笠原さん、香里さん)は、劇中劇となる「アイドルヒーローズ ジェネシス」の楽曲となっており、炎が燃えさかる荒廃した街という異世界を思わせる映像を背景に4人が熱唱。オリジナルを歌う4人でもあり、紬、ジュリア、茜が「ジェネシス」、歌織が「ネメシス」と、くしくも衣装が分かれていたのも目を引くところ。激しさのあるロックサウンドにのせてかっこよさと力強さ全開で歌い、興奮できるステージとなっていた。

MCパートでの楽曲振り返りでは、原嶋さんが「オーディナリィ・クローバー」のようなゆったりとした曲を歌う機会が少なかったことや、「BORN ON DREAM! 〜HANABI☆NIGHT〜」について、稲川さんがこの3人で歌えた喜びを語る。また、「Justice OR Voice」はどこにお出かけしていたのか、ということが話題になる一幕も。
ステージ上に全員がそろい、歌織先生(香里さん)から“発表会”として歌うメンバーが告げられていく。が、紬(南さん)だけは名前が呼ばれず、おろおろとしてしまう。そんな紬と歌織先生のほほえましいやりとりがありつつ、先生と一緒にトップバッターであることを話すと、意気込む紬。と、同時にこの組み合わせで察したのか、場内に歓声がわき上がる。

ステージに香里さんと南さんが残り、発表会開演のブザーが鳴った後、歌われたのは「電波感傷」。歌織と紬の2人ユニット「オフィウクス」の楽曲で、近未来を感じさせる高層ビル群の映像を背景に、派手なレーザー演出も交えながら、疾走感あふれる曲をかっこよく決めながら歌う。

雰囲気が一転するようなイントロから歌われたのは「White Vows」(原嶋さん、渡部さん、稲川さん)。環、育、桃子と言えば年少組のアイドルで「TIntMe!」というユニットを組んでおり、事前の歌唱メンバー発表でも歓声が沸いていた。そしてふたを開けてみれば、TIntMe!の楽曲ではなく、オリジナルは成人組とも呼べるような大人のアイドルたちが歌うウェディングソングとなった。年少組だからこそ感じられる新鮮さと少し背伸びをした感じもありつつ、純粋さと清らかさが会場中に満ちていく…そんな感覚になれるステージだった。

「ダイヤモンド・クラリティ」(郁原さん、山崎さん、斉藤さん、Machicoさん)は、「MILLION THEATER SEASON」における、歌織も属している「BRIGHT DIAMOND」の楽曲。ダイヤのマークが輝く映像を背景に、ポップな曲調にのせてきらめくステージを届けていく。ラストの親指と人さし指で作るダイヤのポーズも決まっていた。

続いた「シークレットジュエル 〜魅惑の金剛石〜」(大関さん、愛美さん、小笠原さん、角元さん)も、「BRIGHT DIAMOND」における歌織の参加楽曲。お宝とも言えるようなダイヤモンドがきらめく映像を背景に、オシャレでスタイリッシュな雰囲気も漂わせる曲調のなかで、プロデューサーのハートをいただくかのごとく魅了していく。

歌織とこのライブを象徴する新ソロ曲「Enjoy&Feel」を初お披露目
発表会のラストは、香里さんによる歌織の新ソロ曲「Enjoy&Feel」を初お披露目。舞い上がる音符や五線譜の映像を背景に、香里さんが終始軽快に、そして笑顔で歌う。音楽を“楽しむ”“感じる”ことを示す楽曲で、歌声を響かせれば世界もカラフルに彩られることを表しているようなライティングもあいまって、見ている側も明るい気持ちと笑顔になれるものとなっていた。

香里さんが「Enjoy&Feel」について紹介したのちメンバーたちを呼び込み、最後の曲として全員で歌ったのは、歌織のソロ曲「MUSIC JOURNEY」。スクリーンにも天井にも音符が描かれるなかで、それぞれが思い思いに歌うことを楽しんでいるような表情で歌い、会場を飛び越えて世界中に歌声を響かせるようなステージとなっていた。
