携帯キャリアのシェア調査、楽天モバイルが伸び率トップ 総合満足度は「povo」首位

モバイル分野の調査分析を行うMMD研究所が9月に実施した「2025年9月MNOのシェア・満足度調査」によると、半年前の調査比で「楽天モバイル」が最も高い伸び率を示したことが明らかになった。
調査によると、メインで利用しているスマートフォンの通信契約において、MNO(移動体通信事業者、格安SIMなどで利用されるMVNO以外)の割合は90.8%となった。
内訳はMNOのメインブランドが62.1%、オンライン専用が10.1%、サブブランドが18.7%だった。各社の利用率はdocomoが27.7%、auが14.6%、SoftBankが9.7%、楽天モバイルが10.0%、Y!mobileが9.9%、UQ mobileが8.8%、ahamoが6.6%、povoが2.3%、LINEMOが1.2%と続いた。
2025年2月の調査からのメイン利用率の推移では、楽天モバイルが0.6ポイント増加と最も高い伸び率を示した。次いでdocomoが0.3ポイント、ahamo、LINEMO、UQ mobileが0.1ポイント増加した。

契約チャネルに関しては、docomo、au、SoftBank、UQ mobile、Y!mobileはオフラインでの契約が多く、楽天モバイル、ahamo、povo、LINEMOはオンラインでの契約が多い結果に。
ユーザー体験を問う総合満足度ではpovoが742ポイントで最も高く、次いで楽天モバイルが735ポイント、LINEMOが731ポイントとなった。顧客推奨度を示すNPSではpovoとLINEMOがマイナス15.3で同率トップ、次いで楽天モバイルがマイナス18.0となった。