創通とバンダイナムコFW、26年度に組織再編へ 「ガンダム」事業など統合

バンダイナムコグループの株式会社バンダイナムコフィルムワークスと株式会社創通は7日、2026年4月1日付で組織再編を行う方針を明らかにした。「ガンダムシリーズのワールドワイドでの拡大と多様なIPの創出・拡大・育成にむけて」の取り組みと説明している。
再編の内容は、創通が担ってきた『ガンダム』関連事業とIPプロデュース事業をバンダイナムコフィルムワークスに統合するというもの。
現在、バンダイナムコフィルムワークスがガンダムシリーズの企画製作や著作権を保有し、創通が日本国内外の商品化窓口業務を担っているが、これらの機能をバンダイナムコフィルムワークスに集中させることで、さらなる展開拡大を目指す。
バンダイナムコフィルムワークスは自社スタジオであるSUNRISE Studiosをはじめ、映像音楽ユニット内外のスタジオとともにアニメーション作品を創出してきた。一方の創通も外部パートナーとともに多様なジャンルのアニメーション作品に参加し、オリジナル作品企画の開発を進めている。

そうした動向を背景に、両社のIPプロデュース機能を統合することで、多様なIPの創出・拡大・育成を図るとしている。
■株式会社バンダイナムコフィルムワークス(FW)
代表取締役社長:浅沼 誠
設立 :1976 年11月
主な事業内容:アニメーションなどの映像コンテンツおよび映像関連サービスの企画・製作・販売および著作権・版権の管理・運用
■株式会社創通
代表取締役社長:難波 秀行
設立 : 1965年10月
主な事業内容:アニメーション作品の版権管理、アニメ番組や実写番組の企画・製作・プロデュース