福岡FG系ネット銀行、二次元販売サイト「DLsite」と連携 即時決済を提供、クレカ規制対策にも有効か

ふくおかフィナンシャルグループ傘下のネット専業銀行「みんなの銀行」は6日、二次元総合ダウンロード販売サイト「DLsite」を運営するviviON株式会社と提携し、「みんなの銀行 viviON支店」を開設した。
本取り組みはviviON社の親会社にあたる株式会社ゲオホールディングスとの取り組みの一環として実施されるもので、viviONグループが先駆けとなり、自社サービスとの連携を通じてゲオグループ全体でのシナジー創出を目指す。
支店開設にあわせて、口座直結型の即時決済サービス「みんなの銀行決済」の提供を開始した。みんなの銀行決済ではみんなの銀行の口座から直接、即時決済が可能で、クレジットカードなどを経由しない点が特徴となる。
サービス提供開始と同時に、viviONグループが運営する「DLsite」で利用可能となり、今後は対象サービスを順次拡大していく予定。
同決済を利用したユーザーには、常設特典として2%のポイント還元も行われるほか、新規口座開設者各種キャンペーンも行われる。
みんなの銀行をめぐっては、2021年9月に類似する販売サービス「BOOTH」などを運営するピクシブ株式会社と同様の提携を実施し、同行初の“パートナー支店”となる「ピクシブ支店」を開設してきた。
ピクシブともviviONグループと同様に「ピクシブかんたん決済」と呼ばれる即時決済サービスを導入。クリエイターとクレジットカード会社を巡っては過去にも幾度となく「海外決済事業者による表現規制」問題が話題になっており、決済代行会社などを経由しない決済手段として、発表当時注目されていた。