「位置ゲー」4人に1人が1日8,000歩以上歩いていた 半数が「歩くモチベに」コロプラ調査


「位置ゲー」4人に1人が1日8,000歩以上歩いていた 半数が「歩くモチベに」コロプラ調査
位置情報ゲームのイメージ/Photo by David Grandmougin

株式会社コロプラは、位置情報を活用した自社ゲームのユーザーを対象に、「位置ゲー」の利用実態に関する調査を実施。5,537件に及ぶ調査の結果、位置情報ゲームユーザーの約9割が「1日に数回」プレイしており、1日の平均歩数では4人に1人以上が「8,000歩以上」と回答したことが明らかになった。

この数値は日本人の平均歩数である男性6,628歩、女性5,659歩を大きく上回るもので、位置情報ゲームが利用者の歩行習慣に影響を与えている実態が明らかになった。

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プレイ頻度と歩数の関係を分析したところ、「1日に数回」プレイするユーザーは「週に数回」プレイするユーザーよりも8,000歩以上と回答した割合が5.3ポイント高かった。位置情報ゲームは移動距離や位置登録がゲームの進行に直結するため、熱心にプレイするほど自然と歩数が増える傾向にあると考えられる。

そして位置情報ゲームの魅力について尋ねたところ、「観光・街歩きを楽しめる」が52.2%で最も多く、「日常の移動が楽しくなる」が51.4%、「歩くモチベーションになる」が48.9%で続いた。

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自由記述のエピソードでは、「ゲームをモチベーションに歩いたことでダイエットが成功した」「毎日2キロ以上を歩くようになった」「運動不足だったが、自発的に散歩に行くようになった」「在宅勤務の運動不足解消に非常に役立っています」といった声が寄せられた。さらに「うつ病で外出出来なかったが、コロプラやキャリストを始めてから外へ出るの機会が増えた」「毎日の通勤のモチベーションが上がった」など、健康増進や生活習慣改善に貢献している実態がうかがえる内容が多数見られた。

コロプラは今回の調査結果について、位置情報ゲームが単なる娯楽にとどまらず、楽しみながら歩ける仕組みとして健康的なライフスタイルを支える可能性が示されたとしている。

※「位置ゲー」はコロプラの登録商標

著者 経済/社会担当
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