「FFタクティクス」Switch2版パッケージは“チラシだけ” 特殊すぎる仕様に「知らなかった…」注意喚起も


「FFタクティクス」Switch2版パッケージは“チラシだけ” 特殊すぎる仕様に「知らなかった…」注意喚起も

スクウェア・エニックスが9月30日に発売した『ファイナルファンタジータクティクス イヴァリース クロニクルズ』における、パッケージ版の「Nintendo Switch 2」エディションをめぐり、製品に「物理的なカードが採用されていない」仕様が発売後に購入者から注意喚起されている。

パッケージ版の中身は「チラシのみ」

メーカー側は同作の発表時、Switch 2版パッケージに記憶媒体は採用されていないこと、そしてその代わりにソフト本体のダウンロードコードが印字された「チラシ」が封入されていることが公表されていた。

公式発表にも予約受付時から「Nintendo Switch 2 Edition」は「ダウンロードできるコードが印字されたチラシが封入されております」と注意を呼びかけていたが、商品ページの掲載画像には大きく明記されていなかったこともあってか、購入後に初めて気づく声がSNSで確認されている。

Switch 2は、サードパーティ(任天堂以外の他社開発)タイトルのパッケージ版は原則、新たに導入される「ゲームキー・カード」方式が採用されているが、今回の「FFタクティクス」はそのカードも含まれていない。

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Switch 2版の注意書き

プレイするにはニンテンドーeショップへのアクセスが必要となるほか「ダウンロードコードは1回のみ使用可能となり、本コンテンツを使用できる対象サービス終了などに伴い、ダウンロードサービスを終了いたしますのであらかじめご注意ください」と説明している。(補足:アカウントへのコード登録が1回のみであり、ダウンロード自体は1回限定ではないとのこと)

この仕様は発表当時から一部で話題になっており、物理媒体に慣れ親しんだ層からは、パッケージの意味を問う意見が散見された。

ちなみに、同時展開されている旧型「Nintendo Switch」版には上記のチラシに関する注意はなく、仕様上一般的なゲームカード方式となっている。

本作は1997年に発売されたシリーズのシュミレーションRPG作品『ファイナルファンタジータクティクス』を基に、2つの異なるアプローチで再構築された作品となる。まず「クラシック」バージョンではオリジナル版をできるだけ忠実に再現し、当時のプレイ体験を再現することに重点を置きつつも、オートセーブ機能など現代的な利便性を加えて展開される。

著者 山本晃平