サイバーエージェント、ABEMA関連事業が開局来初の通期黒字化 全体売上高は28期連続増
サイバーエージェントは14日、2025年9月期の決算を発表し、売上高は前年同期比9.1%増の8740億3000万円となり、創業来28期連続の増収を達成した。
営業利益は同78.9%増の717億200万円、経常利益は同80.6%増の717億4300万円、当期純利益は同98.2%増の316億6700万円となり、大幅な増益を記録した。
セグメント別では、2016年に開局したインターネットテレビ局「ABEMA」に関連するメディア&IP事業において営業利益72億9100万円を計上し、黒字化を達成した。同事業はABEMAの開局後10年ぶりの黒字転換となる。

同社は「ABEMA」を中心とした事業拡大を目指しており、IP事業の強化に取り組むとともにゲーム事業も業績に貢献した。期中に『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』をはじめ複数の新規ゲームタイトルのヒットに恵まれ、売上高は同10.6%増を記録。営業利益は外部決済への移行効果などが貢献し同96.5%増の600億6300万円と大幅に伸長した。
インターネット広告事業は下半期に大型顧客の離脱があったものの堅調に推移し、売上高は同6.1%増となったが、営業利益はAIを活用した新規事業への投資等により同14.0%減となった。
