『ゼルダ無双』最新作、賛否あるSwitch 2の新方式「キーカード」は見送りか 大容量DLは不要の見通し

11月6日に発売が予定されているNintendo Switch 2向けソフト『ゼルダ無双 封印戦記』について、パッケージ版は「キーカード」ではなく、従来の「ゲームカード」を採用していることが確認されている。
Switch 2のパッケージ版には新たに「ゲームキーカード」と呼ばれる方式が採用されており、一部作品を除き、ほとんどのサードパーティタイトル(任天堂以外)が同方式を採用している。しかし、今回コーエーテクモゲームスが発売する『ゼルダ無双』においては、現時点で公開されているパッケージ版の画像によると、従来のゲームカード方式が採用されるという。
キーカード方式では従来のゲームカード方式とは異なり、ゲームデータは保存されていない。プレイするには本体の内蔵ストレージにゲーム全体をダウンロードする必要があり、その名の通り「鍵」の役割を持つにとどまる。
つまり、ゲーム本編のデータはカードに含まれておらず、初回起動時にインターネット接続を通じてダウンロードが必須となるもので、実質的にはダウンロード版と大差ない運用となっている。
このキーカード方式方式が導入された主な理由としては、大容量化するゲームデータをすべて物理カードに収録することによる製造コストの削減にあるとされている。現にユービーアイソフトの関係者も言及しており、特に高負荷が求められるタイトルや、頻繁に大容量データを読み書きするタイトルにはメリットがあるとされている。
しかしながら、この方式に対してはユーザーから賛否両論の声が上がっている。とりわけ、初回起動時だけでなく、ゲームデータが本体やmicroSDカードのストレージを圧迫するため、大容量のゲームを遊ぶには本体容量の確保が必須となる点を心配する声も多い。
その点、今回の『ゼルダ無双』においてはゲームデータがカード内に格納されているため、初回や定期的なアップデートを除きそうした懸念は少ないものとみられる。