任天堂、すべての3DS/2DS系ハードの修理対応を終了 最後のモデルの部品在庫がなくなったため

任天堂は5日、携帯型ゲーム機「Newニンテンドー2DS LL本体」の修理サービスを9月4日をもって終了したと発表した。修理に必要な部品の在庫がなくなったことが理由とのこと。
同社はすでに2024年9月24日付で修理サービス終了を予告していた。修理サービス規程に定める修理用部品の保有期間が経過したため、現在保有している部品在庫がなくなり次第修理サービスを終了するとしていたが、このたび在庫が尽きたことで修理受付を完全に終了した。
対象となるのはNewニンテンドー2DS LL本体「JAN-001」の全色。これにより、長らく展開されてきた「3DS/2DS」シリーズ全機種の修理サポートが終了した。
Newニンテンドー2DS LLは2017年7月に発売されたニンテンドー3DSシリーズの携帯型ゲーム機で、3D表示機能を省いた廉価版として位置づけられていた。
ちなみに、今後は公式の修理サポートは無くなるが、中古販売店や事業者のなかにはリファービッシュ(整備済み品)品を販売する事例が存在する。米大手eコマース「eBay」によると、「3DS」をはじめとする中古のビデオゲーム本体は強い需要を維持しているといい、同カテゴリーにおける4-6月期の日本からの出品は前年同期比で約1.3倍の成長を記録していたという。