米国でまさかの“古いSwitchが値上げ”する可能性?任天堂、異例の価格改定を予告


米国でまさかの“古いSwitchが値上げ”する可能性?任天堂、異例の価格改定を予告
2017年に発売されたゲーム機「Nintendo Switch」のコントローラー(Photo by Sara Kurfeß)

任天堂は米国において、Nintendo Switch、Switch Lite、Switch OLED、Alarmoやその他のアクセサリーの価格改定を行うと明らかにした。現地時間8月1日に発表され、8月3日からの適用となる。

この価格改定は、Nintendo Switchの発売から約8年半、そして新型後継機「Switch 2」の発売2ヶ月のタイミングとなる。任天堂は価格改定の理由として「市場状況」を挙げている。

なお、任天堂は現時点ではSwitch 2、そのゲームソフト、Nintendo Switch Onlineメンバーシップの価格を引き上げる予定はないとしているが、「将来的には価格調整が必要になる可能性がある」とも認めている。

気になるのは価格改定の内容、つまり「値上げ」か「値下げ」か。新型機が発売されたあとの旧型機の本体は価格据え置きもしくは適宜値下げされることが多い。しかし今回の動きでは異例の「値上げ」に踏み切る可能性が高いという。

任天堂の投稿では具体的な価格変更の詳細は明記されていないが、Xユーザーが、この発表後にTarget(現地量販店)が複数の任天堂製品の価格を一時的に引き上げてから素早く元に戻したことを発見した。

スクリーンショットなどによるとNintendo Switchが約300ドル→約340ドル、Switch OLEDモデルが約350ドル→約400ドル、Switch Liteが約200ドル→約230ドルなどとなっている。

背景について具体的な説明はないものの、これは米国が最近導入した対外関税の影響による最新の変化である可能性が高い。ベトナムに20%、中国に30%、日本に15%の追加関税が決定したことを鑑みると、値上げというイレギュラーな対応は十分にありえる。

正式な公表が待たれるが、ユーザーからは「8年前のゲーム機に価格引き上げが行われることは衝撃的」との評価が多い。一方で現時点では影響を与えないとされている「Switch 2」にも波及することが危惧されている。

著者 テクノロジー/ゲーム担当
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