任天堂、来る映画作品公開に向け“二次利用事業強化”表明 子会社の商号変更

任天堂は27日、自社IP(知的財産)を用いた映画における二次利用事業を強化する方針を明らかにした。4月1日より連結子会社となった株式会社ワープスターの商号を「ニンテンドースターズ株式会社」に変更し、事業再編を行ったという。
「マリオ」「ゼルダ」新作控えるなかライセンス推進
映画における二次利用事業とは、企画開発やライセンスなどを通じて、作品やキャラクターをライブイベントや商品などの多様な形で展開することを指す。任天堂は2026年4月3日に「スーパーマリオ」の新作アニメ映画を、2027年5月7日には「ゼルダの伝説」の実写映画それぞれの劇場公開を予定している。

Nintendo Stars Inc.
ニンテンドースターズは、こうした映画における様々な二次利用の実施と許諾を通じて、「世界中のみなさまに任天堂IPに親しんでいただき、任天堂IPの新たな楽しみ方をご提案していく」としている。
なお、これまでワープスターは「星のカービィ」シリーズの二次利用事業を展開している。今後も同事業は継続したうえで、そこで培ったノウハウを活かし「任天堂IPに触れる人口をグローバルに拡大」することを目指す。