SNS流行語大賞に「ミャクミャク」1ヶ月で110万件も投稿「備蓄米」「エッホエッホ」も SNS監視企業発表
SNS・掲示板のリアルタイム投稿監視やコンサルティングを展開するイー・ガーディアン株式会社は、2025年のXで最も投稿されたフレーズをまとめた「SNS流行語大賞2025」を発表。大賞には累計450万件以上つぶやかれた「ミャクミャク」が選ばれた。

SNS流行語大賞に「ミャクミャク」
大阪・関西万博の公式キャラクターとして知られるミャクミャクは、登場当初から独特のビジュアルで注目を集めていた。開催年となった今年はの土産やグッズの購入報告、街中での目撃例などが相次いだ。会期終了が近づくに連れ盛り上がりは増し、閉幕月の10月には約109.7万件の投稿が集中し、“ミャクミャクロス”と別れを惜しむ内容が多く見られた。

次いで2位には、米不足や価格高騰を背景に放出された備蓄米をめぐる投稿が急増したことから「備蓄米」がランクインした。購入報告や味の感想、スーパーに人が殺到する様子が共有され、「令和のコメ騒動」と呼ばれる社会現象を反映した形となった。
3位の「エッホエッホ」は、メンフクロウのヒナが草むらを走る画像に擬音を合わせた投稿が火付け役となり、若年層を中心に構文として定着した。4位の「メロい」、5位の「(〇〇して)横転」は推しへの強い感情表現や驚きを伝える語として広まった。
同社SNS分析担当者は、「『ミャクミャク』や『備蓄米』は全国的に話題性が高いワードでしたが、SNSでも非常に多くの投稿がされていました」と述べた上で、「『エッホエッホ』や『横転』など日常会話ではあまり耳にしない表現がランクインし、よりSNSらしいワードが上位に入った印象があります」と講評。「メディアや人気コンテンツ発祥ではなくても流行語が生まれるのがSNSの特徴だと感じます」とし、来年もユーザー発の流行語が生まれる可能性に言及した。
また、カテゴリ別では、ゲーム部門に「モンスターハンター」、漫画・アニメ部門に「機動戦士ガンダム」、ドラマ・映画部門に「鬼滅の刃」、食べ物・モノ部門に「Nintendo Switch 2」が、それぞれ話題量で首位となった。