世界最大のアニメ配信サイト「Crunchyroll」がマンガ配信に参入…海外ファンの“原作誘導”に期待

世界最大規模のアニメ配信ブランドであるクランチロールが、Link-Uグループと提携し、新たな海外向けマンガサービス「Crunchyroll Manga」を10月9日よりアメリカ・カナダで開始する。
同サービスは有料会員向けのオプションサービスとして提供される予定で、配信作品には「ONE PIECE」「呪術廻戦」「文豪ストレイドッグス」「ダンジョン飯」「薬屋のひとりごと」「その着せ替え人形は恋をする」など、日本の主要出版社による数百タイトルの人気マンガが並ぶ。今後のラインアップはさらに拡充していく予定としている。
クランチロールはソニーグループの子会社が運営するアニメ配信サービス。買収が完了した2021年当初は会員数が500万人だったが、「⻤滅の刃」の配信などが大きく貢献し、2023年3月末時点で1,070万人と倍近い成長を記録。さらに数年で700万人増やし、現在では1,700万人を超える世界最大規模となっている。
映像配信に加え、今回の「Crunchyroll Manga」の追加によりマンガも見られるサービスとなり、アニメからマンガ(原作)へとファンの体験の幅を広げることが期待される。
本提携においてクランチロールはサービス企画、UI/UXデザイン、マーケティングを担当し、Link-Uグループがサービス開発、サービス運用、コンテンツ調達を手がける。