サウジアラビア投資省、日本企業と投資協定を締結「AAAゲーム開発」目指し現地に開発拠点

サウジアラビア投資省は24日、JP UNIVERSE株式会社と同国発のオリジナルゲーム開発に向けた長期的な戦略的投資および協力に関する覚書を締結した。これに伴い、JP UNIVERSEはリヤドにオリジナルゲーム開発の中核拠点として「SA GAMES Inc.」を新設し、開発体制の強化を図る。
調印式は2025年日本国際博覧会内で開催された「日・サウジEXPO投資フォーラム」において執り行われ、サウジアラビア投資省のカリド・アル・ファリハ大臣をはじめ、日本の経済産業省副大臣古賀友一郎氏らが出席した。
今回の協業は、サウジアラビアの国家戦略「ビジョン2030」の下での旗艦モデルとして位置づけられた。同省とJP UNIVERSEは、サウジアラビアを中東・北アフリカ地域および世界のゲーム開発拠点として発展させることを目指し、AAAゲーム開発、人材育成、産業発展を共同で推進していく方針としている。
JP UNIVERSEは新設するゲーム開発スタジオにおいて「サウジアラビア文化を取り込んだオリジナルゲーム開発を中心に、ビジョン2030の達成に貢献してまいります」と話す。
サウジアラビアにおけるコンテンツ産業分野での展開は著しく、ゲーム分野においてもAAAゲームやeスポーツなど幅広い領域で提携などが進んでいる。同時に日本企業発タイトルの現地パブリッシングも進んでおり、現地企業のマンガプロダクションズはコーエーテクモゲームスなどと連携している。