【大阪万博】サウジ発マンガ企業、現地漫画雑誌の「日本語版」を初公開へ


【大阪万博】サウジ発マンガ企業、現地漫画雑誌の「日本語版」を初公開へ

サウジアラビアのリヤドを拠点とするマンガアラビアは現在開催中の大阪・関西において、日本語版『マンガアラビア』を発表した。展示は会場内サウジアラビア館で行われ、『マンガアラビア・キッズ』『マンガアラビア・ユース』の特別号やサウジアラビア発のローカル漫画が紹介される。

マンガアラビアは、サウジ・リサーチ&メディアグループ(SRMG)の子会社として設立された中東のマンガ配信プラットフォーム。アラブ世界における漫画文化の普及を目的とした国家主導プロジェクトであり、現在1,200万人を超えるユーザーを有している。

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同社は直近にも日本国内に子会社「マンガインターナショナル」を設立。現在大手出版社である小学館、集英社、KADOKAWA、講談社、白泉社と順に提携を進め、日本との連携を強化しているなかで、今回の展示はその国際展開の一環となる。

Expoでの展示に向けて、マンガアラビア代表兼編集長のイサム・ブカーリ氏は「私たちは、サウジアラビア館での特別な展示に大きな誇りを感じています。日本の伝統的芸術とも呼べる漫画を通じ、私たちのアイデンティティや価値観を日本語で表現し、世界的なイベントであるExpo 2025で観客の皆さまに共有できることは、とても光栄です。また、今年はサウジアラビアと日本の外交70周年に当たります。両国の友好関係を祝う特別な年に開催されるExpo を通じ、『マンガアラビア』が生み出す物語がご来場者の皆さまにユニークな体験を提供できることを期待しています。」とコメントした。

著者 編集部 経済・社会担当
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