大阪万博で“自分のフィギュア”作れる展示…1体2.2万円から 精密部品メーカーが変わりダネ商品多数

精密部品メーカーのキャステムは、4月26日と27日に大阪・関西万博の中で開催される「JAPAN EXPO Paris in Osaka 2025」に出展し、自社の3Dスキャナー技術や製品を紹介するブースを展開する。
同社は、全身の3Dデータを瞬時かつ高精度に取得できる全身スキャナーを用いて、来場者の姿をそのまま再現するフルカラーフィギュアを制作するサービスを展開しており、万博会場内で体験することができるという。撮影された身体の形状と色のデータを専用の3Dプリンターで出力することで、「似ている」を超えた精度のフィギュアが完成するもので、価格は10cmサイズが2万2千円。最大30cmまで16万5千円で販売される。
この3Dスキャナーは通常、広島県福山市の本社や東京の実店舗「メタメイト」でしか体験できないもので、スキャンデータを利用したAR(拡張現実)コンテンツの提供も行われる。
さらに会場では、SNSなどで注目を集めた同社の“バズ商品”も販売される。特にキン肉マンファンの中では憧れの「ロビンマスク」は原作を忠実に再現したサイズと材質により、販売実績は300体を超えるという。他にも、箸を置くことで三刀流を再現できる「ゾロの箸置き」や、冷凍しなくても釘を打てると話題の「バナナハンマー」など、ユニークな商品が揃う。
そのほか、50万個以上の累計出荷数を誇る「ポケモンの虫かご」、米国からの注文も相次ぐという「マイクロツールセット」なども展示・販売される予定。出展ブースは、「来場すれば一生忘れることのできない珍ブース」と銘打っている。
Japan Expo Paris in Osaka 2025の会場は大阪・関西万博会場内のEXPOメッセで、開催時間は両日ともに10時から20時まで。入場には万博入場料が必要となる。