【万博レポート】パソナ、手塚プロ協力で『ネオアトム』映像を限定放映…IPS心臓の展示など実施

パソナグループは9日、4月13日に開催が迫る大阪・関西万博にて出展予定の自社パビリオン「PASONA NATUREVERSE」を報道関係者に向けて公開。手塚プロダクションと共同制作した新キャラクター『ネオアトム』の映像放映や各種展示が披露された。【フォトレポート】
同社が出展するパビリオンは会場内西ゲート付近に所在し、大きな貝殻型のフォルムが目を引く。コンセプトに『いのち、ありがとう』を据え、会場内では「いのちの歴史ゾーン」「からだゾーン」「こころ・きずなゾーン」3つのテーマに沿ったエリアが展開されている。
「IPS心臓」の実物展示や『アトム』映像まで
なかでも「からだ」エリアでは「生命進化の樹」と題したオブジェアートが登場。幹の内側には進化の歴史をあらわした地層があり、地下へと続く幹と根は深遠な過去を、幹から伸びる枝は未来への無限の可能性を表しているという。
この他のエリアでは培養液中で『iPS心臓』が実際に拍動する様子を展示したり、ミネベアミツミや朝日インテックなどの化学メーカーによる共同コンセプト展示が行われている。
そして会場には『ネオアトム』が登場。このキャラクターは手塚プロダクションとのコラボレーションにより制作されたもので、「ブラック・ジャックの手によって生まれ変わったアトム」という設定のもと誕生。1966年に終了したテレビアニメ『鉄腕アトム』の最終回の「その後」を描いた『アトム還る』がキャラ原案となっている。
特に注目したいのがネオアトムを主人公とした特別ショートムービー「ネオアトム誕生」の上映。ムービーのストーリーはAIの誤作動によって太陽に向かい始めたスペースコロニーの暴走を止めるためにアトムが奮闘するというもので、会場内の途中で見ることができる。
また、各所ではアトムやブラックジャックがパビリオンナビゲーターとして映像中に登場するほか、会場終端にあるグッズ販売エリアにも多数のアトム関連商品が用意されている。
PASONA NATUREVERSEコンセプト
パソナグループの仕事は「人を活かす」こと。
誰もが健康でイキイキと活躍できる社会の実現を目指しています。
『いのち、ありがとう』
子どもからお年寄りまで、世界中のすべての人たちが、いのちを尊び、いのちへの感謝で包まれる、そんな世界を創りたい!
私たちの社会は自然界の一部であり、人間も自然によって生かされている存在です。
しかし、いつからか、私たちはそれを当たり前のように思い、感謝を忘れてしまっているのではないでしょうか?
自然が私たち人間に与えてくれる豊かな恵みに、そして、今生きていることに、『ありがとう』と言いあえる。
そんな、『ありがとう』が響きあう新しい世界をつくり、次の世代へ残したい。
世界中から多くの方々に、私たちのパビリオンを訪れてもらい、『ありがとう』が響き合う世界「NATUREVERSE(Nature×Universe)」をともに創る未来の創造者になってほしい。それがパソナグループの願いです。
アトム/ネオアトム:津村まこと
ブラック・ジャック:大塚明夫
お茶の水博士:茶風林
ナレーション:平原綾香
©Tezuka Productions