北斗の拳、シティハンター…コアミックスがサウジ現地企業と提携 アラビア語で中東展開へ


北斗の拳、シティハンター…コアミックスがサウジ現地企業と提携 アラビア語で中東展開へ

サウジアラビアのリヤドを拠点とするマンガアラビアは7日、コアミックスとの間でライセンシング契約を締結したと発表した。これにより日本の人気漫画作品がアラビア語に翻訳され、中東地域で広く展開されることが期待されている。

マンガアラビアは、サウジ・リサーチ&メディアグループ(SRMG)の子会社として設立された中東のマンガ配信プラットフォーム。現在、1,200万人を超えるユーザーを有しており、アプリ内には単行本の購入が可能なオンラインストアも備えるなど、サービスの拡充が進められている。一方、日本のコアミックスは『北斗の拳』『シティハンター』『終末のワルキューレ』など国内に留まらない人気を持つ作品を多数擁する。

今回の提携に関し、マンガアラビア代表兼編集長のブカーリ・イサム氏は「コアミックスとの提携を大変嬉しく思います。このパートナーシップにより、中東地域の漫画ファンに、より幅広い作品をお届けできることを期待しています。マンガアラビアは、今後も創造性と独自性を兼ね備えたユニークなコンテンツを提供し、読者の期待に応えてまいります」とコメント。

一方、コアミックス取締役の石川悦弘氏は「コアミックスの管理作品が『マンガアラビア』へ掲載されることをとても光栄に思います。我々は漫画を『人生の教科書』と捉え、コツコツと作品作りに携わってきました。作品を通じて感動と幸せを中東の漫画ファンに届けられることに心を揺さぶられます。架け橋になってくださったマンガアラビアの皆さまに心より感謝申し上げます。コアミックスは、中東地域のみなさんが笑顔になれる作品を提供すること、また同地域の漫画家さんが世界中の人々を笑顔にする作品を作ること、そして漫画を通して両国がさらなる盛り上がりを見せることを願っています」とコメントした。

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著者 編集部 経済・社会担当
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