『ウマ娘シングレ』海外投票サイトでベスト春アニメに選出!前例ない記録に「まるでオグリのようだ」


『ウマ娘シングレ』海外投票サイトでベスト春アニメに選出!前例ない記録に「まるでオグリのようだ」

アニメ作品のユーザー投票企画を行う海外サイト「Anime Corner」は10日、6月まで放送された2025年春アニメの最優秀作品賞を「ウマ娘 シンデレラグレイ」が獲得したと発表した。本作の原作漫画を手がける久住太陽氏もこの発表を受けて感想を投稿している。

同サイトでは毎週更新されるエピソードごとに投票する「週間ランキング」と、各クールの終了後に総括として投票する「最終ランキング」の2種類が行われている。

サイトによると、今回の「シンデレラグレイ」の受賞について「真のシンデレラストーリー」と形容した。それは、週間ランキングにおいて一度も首位を獲得しなかったにも関わらす、最終ランキングで首位となった史上初のケースだったからだ。

弊誌でも先日紹介したように「シンデレラグレイ」の注目度は日本国内にとどまらず海外にも及んでいる。同じく投票サイト大手のAnime Trendingで「シンデレラグレイ」は第4週目まではトップ10位圏外だったものの、5週目は9位、6週目は5位と急伸を見せた。そして7週目には1位につけ、以降も最終話まで首位をキープし続けるという快進撃を見せていた。

一方、今回のAnime Cornerでは前述の通り首位を獲得したことがなかった。にも関わらず今回のこの現象が起こり得た背景について、同サイトは最優秀アニメ賞の算出方式を説明している。

最終ランキングの投票の算出ルールは「週間投票結果=45%」「最終投票=55%」という比重になっており、最後の投票で急激に追い上げることができると、週間首位を取らずとも総合首位が可能となる仕組みだった。

その終盤での追い上げについて、海外のファンや視聴者からは「まるで(作中の)オグリキャップのようだ」と、作品に絡めた感想も投稿されていた。

なお、今回の類似例として、前シーズンに週間ランキングで24位以上に入ったことがなく、頻繁に30位から40位台に位置していた「BanG Dream! Ave Mujica」が最終的に5位入賞を果たした事例が挙げられていた。

Ⓒ久住太陽・杉浦理史&Pita・伊藤隼之介/集英社・ウマ娘 シンデレラグレイ製作委員会

著者 編集部 アニメ情報担当