スタジオカラー、予告していた“新作短編アニメ”は安野モヨコ原作『シュガシュガルーン』フランスで「本編製作決定」も解禁

アニメーション制作会社のカラーは4日、フランス・パリで開催中の「JAPAN EXPO」にて同社の「新作短編アニメーション発表イベント」を開催。安野モヨコによる漫画作品『シュガシュガルーン』連載20周年記念短編映像『SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorci?res』( シュガシュガルーン レ・ドゥー・ソルシエール)であることが解禁され、その場で放映された。
イベントには世界中のアニメファン約1,500人が集結。ステージには、MCの呼びかけとともに、スタジオカラー所属の監督・松井祐亮とアニメーションプロデューサー・藤原滉平が登壇した。
短編上映後、再び登壇した松井は今回の短編制作にあたり、「原作では描かれていない人間界への旅立ちを前日譚として想像を膨らまして描いた」と語り、キャラクターの背景に至るまで、原作者である安野モヨコと何度も意見を交わしながら作り込んだ制作過程を明かした。
一方、藤原は「この作品を通して、スタジオカラーの新しい才能をみていただきたい」と述べ、作品の手応えを共有。あわせて、安野モヨコの作品群や、スタジオジブリ発行の小冊子『熱風』の表紙、和装ブランド「百葉堂」など、ジャンルを越えて活躍する同氏の魅力も紹介された。
終盤にはさらなる発表として、「『シュガシュガルーン』本編アニメーション製作決定」が明らかに。「CGアニメだからこその造形の良さがあるので、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。よろしくお願いします。」と笑顔で応えた。
■シュガシュガルーン』連載20周年記念短編映像
「SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcieres」
育った環境も性格も違うけれど仲良しのショコラとバニラの住む魔界は今、王国祭の真っ最中。ショコラとバニラは、女王キャンディより次の女王候補として人間界行きを命じられ、ふたりは人間界へ行く為に魔界を巡り、試練を乗り越えるために奮闘します。この作品は、ショコラとバニラが様々な試練を経て成長し、またお互いの友情を再確認する過程をロードムービーとして描いた原作漫画の前日譚になります。原作者安野モヨコ氏の監修による、アニメーション独自のオリジナルストーリーです。
ショコラ・メイユール 小橋美憂
バニラ・ミュー 近貞月乃
コルドロン 宮寺智子
原作 安野モヨコ
監督・脚本・画コンテ 松井祐亮
ヴィジュアルディレクター 釣井省吾
CGアニメーションスーパーバイザー 森江康太(MORIE Inc.)
モデリングディレクター 香田一成
キャラクターデザイン・作画監督 浅野直之
特殊エフェクト作画監督 吉邉尚希
色彩設計 中村絢郁(WIT STUDIO)
美術監督 中村千恵子(スタジオ心)
撮影監督 福澤 瞳
編集 廣瀬清志(エディッツ)
Grading・Finishing editor 水野正毅(Khaki)
音楽 中塚 武
企画・プロデュース 川島正規
アニメーションプロデューサー 藤原滉平
アニメーション制作 スタジオカラ