次世代Xboxハードは“携帯型”の投入濃厚に?AMD提携で「リビングと手の中」で遊べる展開を示唆


次世代Xboxハードは“携帯型”の投入濃厚に?AMD提携で「リビングと手の中」で遊べる展開を示唆
Image by Billy Freeman

マイクロソフトは現地時間の18日、同社が開発するゲームハード「Xbox」においてAMDとの戦略的パートナーシップを締結したと発表。今後展開が見込まれる新ハードで携帯型デバイスが新たに登場する可能性が示唆されている。

今回発表されたのは両者が複数年にわたりMS(マイクロソフト)のゲーム領域で提携するもので、マイクロソフトはAMDと共同でチップを開発し、次世代ハードウェアに投資するとした。同時にMS側の責任者からの声明も公表されており、Bond氏は「リビングルームと手の中」でのハード展開を共同設計を行う予定であると明かしている。

MSは先日にも携帯型ゲーム機「ROG Xbox Ally」を発表していたが、これは台湾のPC大手「ASUS」の派生商品に過ぎず、他社製品同様にWindows 11を採用するなど真新しさは見られなかった。

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Xboxブランド責任者:Sarah Bond

今回のAMDとの連携は向こう数年間であるうえ、先述の「リビングルームと手の中」という言及からも、据え置き機と同時期に携帯型ゲーム機が登場する可能性は高い。また、AMDのリサ・スーCEOはXbox 360から連携してきたと振り返り、今後はより設計ベースからより深い関係を持つとした。

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AMD:リサ・スー

現在、Xboxは「Series X|S」を展開しているが、MSは2024年にその後継機に当たるデバイスの開発を公式に認めていた。一方、MSのゲーム事業は近年、サブスクリプションやクラウドゲームといったソフト投資を進めており、「ハード減退、ソフト好調」という業績からも今後のハード展開には懐疑的な声も。詳細な発表時期については明示されていないが、複数の報道からは「製品投入は2027年以降」との予想もある。

今回の発表で責任者はAMD側と「Windowsがゲーミングのナンバーワン プラットフォームとなるためにWindowsとXboxがどのように連携しているかについて語ります」とも表明。また、技術面においてはAMDとの協力で「既存のゲームライブラリとの互換性」「より深いビジュアル品質」「次世代グラフィック」に取り組むと意気込んだ。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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