中東企業が『真・三國無双』を現地サウジで本格展開　リヤドで最新作の発売記念イベント

サウジアラビアの国際エンタメ企業・マンガプロダクションズは16日、同国の首都リヤドにおいて、コーエーテクモゲームスの新作『真・三國無双 ORIGINS』の発売を記念したイベント「XP25」を開催した。

『真・三國無双 ORIGINS』はコーエーテクモが展開する、全世界で2,100万本以上を売り上げる人気シリーズの最新作。昨年、同シリーズにおける中東地域および北アフリカ全域における販売・宣伝をマンガプロダクションズが担当することが発表されており、同社はアラビア語版のローカライズも手掛け、2025年第2四半期（4～6月）の発売を予定している。

発売に先立ち開催されたイベントにはコーエーテクモゲームスから開発プロデューサーの大場正倫氏が初めてサウジアラビアを訪問。現地のインフルエンサー向けの試遊台が設置されたほか、開発チームによるパネルディスカッションが実施された。また、中東の主要メディアが多数来場し、大場氏へのインタビューが行われた。

大場氏は「当社はグローバルでのヒットタイトル創出を目指しており、大きなヒットを目指すには、欧米はもちろんのこと、中東・北アフリカ地域のような成長著しい市場で受け入れていただくことが何より重要だと考えています」「イベントでは多くのメディアならびにファンの皆様の熱量をひしひしと感じ、取り組んできたことが間違いないことを実感いたしました」と述べ、現地での反響の大きさに手応えを示した。

一方、マンガプロダクションズのブカーリ・イサムCEOも昨年11月25日のパブリッシング・ディストリビューション契約に触れつつ「このような大ヒット作品を中東と北アフリカの皆様にお届けできることを大変嬉しく思います」とコメントした。

『真・三國無双 ORIGINS』は2025年1月17日にPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC向けに発売される。

©マンガプロダクションズ