新型iPhone発表を受け、中古スマホ市場が活況 古い機種も根強い人気 メルカリがポイント紹介


新型iPhone発表を受け、中古スマホ市場が活況 古い機種も根強い人気 メルカリがポイント紹介

メルカリは12日、新型「iPhone」の発売を受けて、メルカリの購買データを基にした手持ちのスマートフォンを効率的に販売するためのヒントを公開した。

MM総研の調査によると、24年度の中古スマートフォン販売台数は321.4万台となり、前年度比17.7%増で6年連続で過去最高を更新した。メルカリの購買データによると、中古スマホはiPhoneシリーズ、特に「iPhone SE」の第2世代が圧倒的な人気を誇っているという。

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年代別販売上位

【機種】売れやすいのは「SE」旧世代も

さらに、全年代で2020年以前発売の機種がトップ5を占めており、古い機種にも重要があると紹介。特にiPhone SEやiPhone X以前に搭載されている「ホームボタン」の人気は依然として高いとし、「押す」という直感的な動作のわかりやすさや、画面を覗き込む必要のない指紋認証機能が支持されているという。

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【価格】古い機種でも「1万円以上」で売れることも

販売価格のポイントについては、古い機種であっても一定の価値を維持しており、iPhone8以降のモデルであれば平均1万円以上での販売が可能だという。特に2017年発表のiPhone8は発売から8年が経過しているにもかかわらず、一定価格での取引が続いている。一方、7やそれ以前については1万円を割り込むことも。

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iPhoneシリーズ価格の推移

【時期】売れるタイミングは新型発表直後の週末

新型iPhone発売前後の取引動向では、発表直後より緩やかに増加する傾向が見られ、特に週末に取引が活発化することが判明した。昨年のデータでは発表後の週末に取引量が大幅に増加し、期間内で最多となった22日は発表日と比べて約1.5倍の取引件数を記録した。

同社では「発表後の週末を狙うことでスムーズな売却が可能になる」と分析しており、新型iPhone発表のタイミングが中古スマートフォン市場の活況につながっているとしている。

著者 テクノロジー/ゲーム担当
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