iPhone 17で話題のeSIM、キャリア再発行手数料の現状は?「将来有料化」「当面無料化」各社分かれる

Appleは日本時間10日、新型のiPhone 17シリーズを発表。今年は新モデルとして薄型化を追求した「iPhone Air」が発表されるなど、例年以上の注目を集め盛り上がりを見せると同時に、全モデル共通で「物理SIMスロットの廃止」が大きな変化として話題になっている。
これまでiPhoneの「eSIM専用モデル」は一部地域に限り販売されてきており、この度のiPhone 17をもって日本に進出した格好となる。つまり、新たに最新のiPhoneを利用する場合、お馴染みのカードを差し込むのではなく、eSIMプロファイルを読み込むかたちで利用することとなる。
ソフトバンクはオンライン手続きを「将来有料化」も当面無料
これからは通信キャリアや販売店の間で取り扱い方に変化が生まれることが想定なれるなか、ソフトバンクの動きが「iPhone 17に合わせての対応か」と改めて注目されている。
それはソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOの3ブランドが8月20日に実施した各種事務手数料の改定だ。従来無料だったオンラインでのSIMカードの再発行手数料が将来的に有料化されるという内容で、eSIMも対象となっていた。
eSIMの再発行は機種変更、端末の紛失・盗難、端末の故障や初期化といった場面で利用され、具体的には3,850円(税込)。ただし、現時点では「当面の間は無料」であることも補足されており、今なら費用が掛からす再発行することができる。
auはオンライン手続き「当面無料化」
他方、ドコモや楽天は引き続きオンライン手続きは無料。そしてKDDIは9月1日からauとUQ mobileでのeSIM再発行にかかる手数料を440円から「当面無料」とする改定を実施した。(「有料化する際には事前にお知らせします」との注意書きがあり、恒久的な対応にならない可能性も)
そしてMVNOキャリアでは「IIJmio」が9日に一部プランを対象に、物理SIMからeSIMへの再発行手数料を「無料化」する期間限定キャンペーンを発表。9月17日から11月20日までに設定されており、今回のiPhone 17シリーズの乗り換え需要を見越しての対応とみられる。
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— IIJmio (@iijmio) September 10, 2025
もし物理SIMからeSIMへの切り替えなどを検討している場合、今のタイミングでやっておくのが吉かもしれない。なお店舗対応はソフトバンク、auなどは引き続き有料なのでご注意を。